過去最大のサステナローン500億円 三菱地所に融資 農林中央金庫2022年10月18日
農林中央金庫は三菱地所に対してサステナビリティ・リンク・ローンとして過去最大の規模となる500億円の融資を実行したと10月14日公表した。
サステナビリティ・リンク・ローンは、温室効果ガス排出量削減目標など借り手の経営目標、戦略などに貸付条件を連動させることで、目標達成を促し、環境と社会の両面から持続可能な事業活動を支援することをめざす。
三菱地所は2050年のサステナビリティ経営を見据えたビジョンを策定、2050年のネットゼロ宣言掲げ、2025年度に再生可能エネルギー由来電力100％達成などの目標を設定している。
サステナビリティ・リンク・ローンは、資金使途を限定せずに事業資金として使うことができるのが特徴で、三菱地所はこの資金の一部を再生可能電力の導入拡大や、ＣО2削減に寄与する取り組みにも活用する計画だ。
同社へのサステナビリティ・リンク・ローンによる融資は2020年5月に続き２回目。
農林中央金庫は2030年までにサステナブル・ファイナンスを新規に10兆円実行する目標を掲げている。
今回のローンは融資期間11年と6年の２案件とし、それぞれ250億円づつ融資する。
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