JAの活動:今さら聞けない営農情報
有機農業とは18【今さら聞けない営農情報】第137回2022年2月12日
2021年5月12日に決定された「みどりの食料システム戦略」では、有機農業の推進が大きな目標となっています。有機農業に取り組むあるいは拡大するためには、有機農業についてよく理解する必要があり、本稿では、その大本となる有機JAS規格について解説しています。前回までに有機JAS規格第4条の別表1について整理し紹介し終えましたので、今回からは、別表2を紹介していきます。
別表2には、耕種的防除、物理的防除、生物的防除又はこれらを適切に組み合わせた方法のみにより有害動植物の防除を行うだけでは、農産物に重大な損害が生じる危険が急迫している場合であって、耕種的防除、物理的防除、生物的防除又はこれらを適切に組み合わせた方法だけでは、有害動植物を効果的に防除することができない場合にのみ使用できる資材が掲載されています。
ただし、別表1(肥料・土改材)と同様に、別表2に掲載されている資材であっても、原材料などに組み換えDNA技術を用いて製造されたものが使われているものは使用できません。
以下に別表2に掲載されている資材の対象病害虫と特性、主な農薬商品名を何回かに分けてご紹介します。
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