JAの活動:JA新組合長に聞く
【'24新組合長に聞く】JAみな穂(富山)矢木龍一組合長 環境整備し職員に恩返し(5/25就任)2024年7月3日
役員の改選期を迎え、全国のJAで新しい組合長が誕生している。折しも「基本法」(食料・農業・農村基本法)が25年ぶりに改正となり、これからの農業の方向が示されたが、具体的な施策はこれから。一方でJAグループは、今年10月の第30回JA全国大会を控え、いま組織協議が進んでいる。この重要な転換期に農業・JAについてどのようなビジョンをもってJAの運営に臨むか。5月25日就任した富山県JAみな穂の矢木龍一組合長に聞いた。
JAみな穂組合長
矢木龍一氏
富山県東部に位置するJAみな穂は管内農地のほとんどが水田で、清流黒部川が育んだ大地と豊富な水に恵まれた富山県屈指の良質米の産地です。チューリップ球根、入善ジャンボ西瓜、アスパラガスも生産されています。
管内でも、離農、担い手減少が課題となっています。集落での事業承継、のれん分け、新規就農支援など地域の事情に応じたきめ細かい対応で、担い手が体力をつけられるようにするのが課題です。
先の国会で成立した食料・農業・農村基本法は、条文は良いと思いますが、食料安保にせよ価格転嫁にせよ具体化はこれからで、枠はできてもまだ色が塗られていません。藤木眞也参議院議員(自民党農林部会長代理)は全青協以来の盟友です。立場は違えど協力しながら、中途半端に終わらないよう基本法に絵付け、色付けをしていく所存です。
私はメガファーム出身で、農協職員に育てられ農協と共に成長してきました。その恩返しも含め、職員が元気でやりがいが持てる環境を作っていこうと思っています。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(146)-改正食料・農業・農村基本法(32)-2025年6月14日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(63)【防除学習帖】第302回2025年6月14日
-
農薬の正しい使い方(36)【今さら聞けない営農情報】第302回2025年6月14日
-
群馬県の嬬恋村との国際交流(姉妹)都市ポンペイ市【イタリア通信】2025年6月14日
-
【特殊報】水稲に特定外来生物のナガエツルノゲイトウ 尾張地域のほ場で確認 愛知県2025年6月13日
-
【注意報】りんごに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 岩手県2025年6月13日
-
SBS輸入 3万t 6月27日に前倒し入札2025年6月13日
-
米の転売 備蓄米以外もすべて規制 小泉農相 23日から2025年6月13日
-
46都道府県で販売 随意契約の備蓄米2025年6月13日
-
価格釣り上げや売り惜しみ、一切ない 木徳神糧が声明 小泉農相「利益500%」発言や米流通めぐる議論受け2025年6月13日
-
担い手への農地集積 61.5% 1.1ポイント増2025年6月13日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】生産者米価2万円との差額補填制度を急ぐべき2025年6月13日
-
井関農機 国内草刈り機市場を本格拡大、電動化も推進 農機は「密播」仕様追加の乗用田植え機「RPQ5」投入2025年6月13日
-
【JA人事】JA高岡(富山県)松田博成組合長を新任(5月24日)2025年6月13日
-
【JA人事】JAけねべつ(北海道)北村篤組合長を再任(6月1日)2025年6月13日
-
(439)国家と個人の『食』の決定権【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年6月13日
-
「麦とろの日」でプレゼント 東京のららぽーと豊洲でイベントも実施 JA全農あおもり2025年6月13日
-
大学でサツイマイモ 創生大学と畑プロジェクト始動 JA全農福島2025年6月13日
-
JA農機の成約でプレゼントキャペーン JA全農長野2025年6月13日
-
第1回JA生活指導員研修会を開催 JA熊本中央会2025年6月13日