JAの活動:年頭あいさつ2015
浅田 克己 氏(日本生活協同組合連合会 会長)2015年1月1日
平成27年の年始にあたり、協同組合組織から農業協同組合新聞・JAcomに寄せられた年頭のごあいさつを紹介します。
地域社会を支える組織として
組合員・消費者のくらし支える
新年あけましておめでとうございます。
昨年は4月に、1997年以来17年ぶりとなる消費税の増税がありました。その影響は大きく、国内総生産(GDP)は、4?6月期に年率換算で▲7.1%まで落ち込み、プラスになると予想されていた7?9月期でも年率換算で▲1.9%となりました。
消費税増税だけなく、電気料金の値上げや円安や原料高などによる食品の値上がりなど、組合員のくらしは以前にも増して厳しい状況が続いています。生協はこうした現実にしっかりと向かい合い、組合員のくらしを守るための事業と活動を推進していく所存です。
◇ ◇
東日本大震災から4年が経とうとしています。また昨年は、広島での土砂災害をはじめ、全国各地で自然災害による甚大な被害が発生しました。こうした災害に対し、全国の生協は被災地、被災者に寄り添う支援に取り組んできました。引き続き復興支援を重要課題とし、取り組んでまいります。
この間、地域のくらしを支える活動が全国で取り組まれています。特に昨年は、地方自治体との間で「地域見守り協定」の締結が飛躍的に広がりました。また、「災害時支援協定」の締結や、高齢者や買い物弱者支援の配食事業、移動販売車の取り組みなどを通じて、地域とのつながりを深めつつあります。これからも助け合いの組織として地域社会を支えるとともに、地域コミュニティへの参加をよりいっそう強めてまいります。
◇ ◇
本年は、コープ商品への信頼と愛着を広げる取り組み「ラブコープキャンペーン」の2年目にあたります。全国の会員生協と一体となって、コープ商品への結集を強め、商品一品一品の価値向上と、その価値を多くの組合員・職員に伝える取り組みを広げていきます。
本年も、生協の活動に対する皆さまの一層のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日
-
参議院選挙に行ってとんかつ割引「選挙割り」実施 平田牧場2025年7月4日
-
作物と微生物の多様な共生が拓く農業の未来 意見論文が米国植物科学誌に掲載 国際農研2025年7月4日
-
国産率100%肥料の商品を販売開始 グリーンコープ共同体2025年7月4日