農林水産物輸出5500億円2014年2月19日
農林水産省がこのほどまとめた平成25年の農林水産物・食品の輸出額は5506億円(速報値)となり、昭和30年に輸出額の統計を取り始めて以来、最高額となった。
25年は農林水産物全体で前年比22.4%増えた。平成23年3月の原発事故の影響などで4500億円程度に落ち込んでいたが5000億円台に回復した。
5506億円のうち、水産物が2217億円と40.3%を占める。また、農産物輸出額3137億円のうち、加工食品が1506億円と全体で27.4%を占める。
加工食品を除く農産物では「畜産品」が前年比29.4%増の382億円、「穀物等」が同14.3%増の224億円、「野菜・果実等」が同48.0%増の197億円となった。
輸出額を輸出先国・地域別にみるとアジアが73%、北米が16%を占める。国・地域の順位は1位=香港(1250億円)、2位=米国(819億円)、3位=台湾(735億円)、4位=中国(508億円)、5位=韓国(373億円)などとなっている。
政府は2020年までに農林水産物・食品の輸出額を1兆円規模に拡大する目標を掲げている。
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