【TPP】JAグループ、林農相に要請2014年4月24日
JA全中の萬歳章会長、JA全農の中野吉實会長、農林中央金庫の河野良雄理事長ら代表団は日米首脳会談を直前に控えた4月23日、改めて林農水相に対しTPP交渉で国会決議などを遵守するよう要請した。
JAグループは4月21日、都内で集会を開き「日米首脳会談を前にTPPに関する国会決議の実現を求める緊急要請」を採択した。
要請では、4月7日に大筋合意した日豪EPAの影響を検証しないままTPP交渉が山場に入っていることに対する生産現場での不安、危機感などがあることを伝え、米、麦、牛肉・豚肉、乳製品、甘味資源などの重要5品目を除外するとした「衆参農林水産委員会や自民党決議を必ず実現する」ことを強く求めた。
萬歳会長は「21日の集会では、出席した与党議員からも力強い言葉をいただいた。(要請文は)われわれ生産者の思いそのものであり、国会決議はぜひとも守ってほしい」と要請。林農水相は、「(集会の内容などは)すべて報告を受けている。決議を踏まえて、しっかり対応していきたい」と応じた。
(写真)
林農水相(右)に要請書を渡すJAグループ代表団ら(左から)冨士重夫全中専務、河野理事長、中野会長、萬歳会長
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