「農家の所得増につなげる」西川農相2015年2月10日
農協改革の骨子が自民党の農林合同部会で了承された2月9日、農水省では臨時幹部会を開き、西川農相は法案化作業などに向け「農業・農村の現場が元気になって初めて目標に向かったということになる」、「一丸となって解決してほしい」と求めた。
西川農相は臨時幹部会で「就任以来、いかに農家の所得を増やして農村のにぎわいを取り戻すか、全省あげて取り組んでいる。この改革を契機に必ず農業が成長産業になれるようにやっていきたい」とあいさつ。今後の法案作成作業については「農業が発展することを前提に法案をつくっていかなければならないが、農協のみなさんのご協力をいただける状況にできる法案にしていきたいと考えている。
法案を通していくまではまだまだ苦労があると思うが、引き続き全省あげて一丸となってこの問題を解決するようお願いする」と求めた。
その後、記者団からの「改革で地域の農協が変わって、農家の所得増大が果たせるか」との問いには「私は果たせると信じている。日本の国土のなかでいちばんいい土地の12%も使って、そして長い間の技術もある。日本人の勤勉さを発揮できるようにすれば必ず成長産業になる。だから、あまり制限を加えたり指導が行き過ぎないようにしながら、自由な発想で農業経営をやってもらうことが農家の所得増につながると信じている」と強調した。
(写真)
臨時幹部会であいさつする西川農相
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