加工食品の原料原産地表示で検討会立ち上げ 農水省2016年1月19日
農林水産省と消費者庁は「加工食品の原料原産地表示に関する検討会」を共同で開催する。
加工食品の原料原産地表示については27年3月に閣議決定された「消費者基本計画」では「順次実態を踏まえた検討を行う」とされ、「食料・農業・農村基本計画」では「実行可能性を確保しつつ拡大に向けて検討する」とされた。
また、TPP大筋合意を受けて、昨年11月に政府が決めた「総合的なTPP関連政策大綱」では「原料原産地表示について実行可能性を確保しつつ、拡大に向けた検討を行う」とされている。これらをふまえ両省は検討会を設置し、第1回会合を1月29日に開く。
検討項目は▽現行の加工食品の原料原産地表示制度や取り組みの検証、▽加工食品の原料原産地表示の拡大に向けた具体的な方策。
関係者からヒアリングなどを行いつつ検討を進め28年秋をめどに中間的な取りまとめを行う。
(検討会の委員 五十音順、敬称略)
▽池戸重信(宮城大学名誉教授)
▽櫟友彦(日本チェーンストア協会食品委員会委員)
▽市川まりこ(食のコミュニケーション円卓会議代表)
▽岩岡宏保(一般社団法人全国消費者団体連絡会共同代表)
▽金井健(全国農業協同組合中央会常務)
▽北村尊澄(味の素冷凍食品株式会社品質保証センター品質保証部)
▽近藤康二(公益社団法人中央畜産会常務理事)▽齊藤秀樹(公益財団法人全国老人クラブ連合会常務理事)
▽鈴木忠(日本園芸農業協同組合連合会専務理事)
▽田熊元彦(株式会社伊藤園生産本部副本部長執行役員)
▽武石徹(一般財団法人食品産業センター企画調査部部長)
▽武内淑恵(法政大学経営学部教授)
▽永田裕子(公益社団法人全国消費生活相談員協会食の研究会副代表)
▽長屋信博(全国漁業協同組合連合会代表理事専務)
▽夏目智子(全国地域婦人団体連絡協議会幹事)▽毛利嘉宏(株式会社野菜くらぶ専務取締役)
▽森光康次郎(お茶の水大学大学院教授)
(関連記事)
・原料原産地表示、早急に討議を 食品表示で学習会 (2015.06.12)
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