【TPP対策本部】生産現場との意思疎通の仕組み検討を指示-森山農相2016年1月22日
農林水産省は1月21日に第4回農林水産省TPP対策本部を開いた。
会合ではTPP合意と政策の関連対策をブロック別に説明会を開いてきた「農政新時代キャラバン」の経過報告が行われた。
これを受けて森山農相は「現場の不安と懸念をどうしても払しょくさせなければならないし、生産者の将来への意欲を後押ししていかなければならない。そのために現場に対して合意内容、政策大綱、関連予算というものを伝えていくことが非常に重要。引き続き生産者の立場に親身に寄り添った丁寧な説明を行ってほしい」と話し、生産現場と農水省が意思疎通を図るため▽インターネットを活用し現場からの質問に対して回答集をQ&A集として随時更新、▽地方参事官と農家とのホットラインの開設、などの検討を幹部に求めた。
また、出先機関と本省との意思疎通を円滑・迅速にするための仕組みとして▽副大臣、政務官、本省の幹部がグループ別の担当を決めて現場の状況を把握、▽地方参事官のグループ会議を定期的に召集し意見交換を実施、などの検討も指示した。
(写真)第4回農林水産省TPP対策本部会合
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