米先物取引 試験上場再々延長を認可-農水省2017年8月8日
農林水産省は8月7日、大阪堂島商品取引所が米の先物取引の試験上場を2年延長する申請を認可した。
米の先物取引について農水省は平成23年に試験上場を認可した(当時は東京穀物商品取引所と関西商品取引所)が、その後、25年に2年間の延長を認可し、27年には再延長を認可した。今回で3回めの延長となる。
大阪堂島商品取引所は7月に本上場を申請していたが、自民党は農林部会等の議論で30年産米の生産、流通動向を見極めることなく拙速に判断すべきではないなどの意見が出され、党として7月29日、農水省に「本上場の申請は認めがたい」との申し入れを行っていた。
また、申し入れでは3回目の試験上場の延長申請が行われるような場合には、十分な取引量が見込まれないか、生産、流通に著しい支障を及ぼすおそれがあるか、について「厳正に判断すること」を求めていた。
(関連記事)
・【コメ先物の本上場】 自民部会は反対・先送り論(17.07.21)
・農産物先物取引でセミナー 東京商品取引所(15.03.05)
・米先物、試験上場延長を認可 農水省(13.08.08)
・コメ先物市場の先細り(11.09.12)
・コメの先物市場に騙されるな(11.08.15)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(174)食料・農業・農村基本計画(16)食料自給率その他の食料安全保障の確保に関する目標2025年12月27日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(91)ビスグアニジン【防除学習帖】第330回2025年12月27日 -
農薬の正しい使い方(64)生化学的選択性【今さら聞けない営農情報】第330回2025年12月27日 -
世界が認めたイタリア料理【イタリア通信】2025年12月27日 -
【特殊報】キュウリ黒点根腐病 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【特殊報】ウメ、モモ、スモモにモモヒメヨコバイ 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【注意報】トマト黄化葉巻病 冬春トマト栽培地域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
バイオマス発電使った大型植物工場行き詰まり 株式会社サラが民事再生 膨れるコスト、資金調達に課題2025年12月26日 -
農業予算250億円増 2兆2956億円 構造転換予算は倍増2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(1)2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(2)2025年12月26日 -
米卸「鳥取県食」に特別清算命令 競争激化に米価が追い打ち 負債6.5億円2025年12月26日 -
(467)戦略:テロワール化が全てではない...【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月26日 -
【スマート農業の風】(21)スマート農業を家族経営に生かす2025年12月26日 -
JAなめがたしおさい・バイウィルと連携協定を締結 JA三井リース2025年12月26日 -
「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業」採択 高野冷凍・工場の省エネ対策を支援 JA三井リース2025年12月26日 -
日本の農畜水産物を世界へ 投資先の輸出企業を紹介 アグリビジネス投資育成2025年12月26日 -
石垣島で「生産」と「消費」から窒素負荷を見える化 国際農研×農研機構2025年12月26日 -
【幹部人事および関係会社人事】井関農機(1月1日付)2025年12月26日


































