牛乳が飲めなくなる!?酪農の現状を動画で配信-中央酪農会議2018年8月1日
(一社)中央酪農会議は消費者や流通関係者に向けて酪農の現状や安全・安心な生乳の安定供給のための生産者らの努力を発信する動画をホームページに掲載している。
動画は7月28日にBS‐TBSで放映された「牛乳がピンチ!?~酪農の危機! 揺らぐ安定供給~」を編集したもの。フリーアナウンサーの唐橋ユミ氏によるインタビューを含めて酪農の現場を紹介している。
茨城県かすみがうら市の米山牧場を訪ね、安全・安心な生乳を生産する努力とともに、機械設備の更新コストが増加しているなどの経営課題と将来への不安などがレポートされ、酪農家の「もう少し高く売ってもらえるとありがたい」など牛乳の小売り価格への声も紹介されている。
また、安全・安心な生乳を供給するための要であるクーラーステーション(関東生乳販連・茨城県央CS)も紹介され、日本総合研究所の藻谷浩介主席研究員が日本酪農の重要性と輸入依存・価格競争に対する警鐘、価値に見合った小売価格への消費者理解が必要だとして「牛乳は安すぎる」などとコメントしている。
中央酪農会議は日本酪農と国産牛乳乳製品の重要性を知ってもらい「牛乳の価値に見合った適正価格」について国民に考えてもらうことを動画を通じて促したいとしている。
特設ページ:牛乳が飲めなくなる!?(一般社団法人中央酪農会議)
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