GM作物への科学と市民の関りを問う 映画「Food Evolution(フード・エボリューション)」上映2019年10月17日
遺伝子組み換え作物に関する映画実行委員会は、11月15日に同委員会主催、バイテク情報普及会の後援による「映画『Food Evolution(フード・エボリューション)』上映会&クロストーク」を、東京・港区で開催する。
この映画は、「なぜ、遺伝子組み換え作物は誤解されるのか?」という問いに対し、「遺伝子組み換え食品の議論において、科学は良くも悪くも『利用』されてきた。FOOD EVOLUTIONは、その真相にせまる映画である」(天体物理学者ニール・ドグラース・タイソン氏)という作品。
遺伝子組み換え作物は、1996年アメリカで世界で初めて商業化され、今では世界の耕作面積は約1億9000万ha(日本の国土面積の約5倍)にも達している。
この映画は、ハワイのレインボーパパイヤ、アフリカでの遺伝子組み換えバナナなどの事例とともに、遺伝子組み換え作物に関する議論で科学と市民がどうかかわってきたかを紹介し、今後われわれがどうするべきかを問う映画である。
映画監督、スコット・ハミルトン・ケネディは、アカデミー賞ノミネート歴のあるドキュメンタリー映画監督。ナレーターのニール・ドグラース・タイソンは、アメリカの天体物理学者で、サイエンス・コミュニケーターで、2004年にNASAが民間人に与える最高の賞「NASA Distinguished Pubulic Service Medal」を受賞している。
今回のイベントの主催者は、「米国で制作されたこの映画を観て、組み換え作物の是非だけでなく、科学者と市民のかかわり方、政治(議会)と市民の関係などを考えるテキストにもなるのではと考えました」という。
このイベントでは、第一部の上映会の後の第二部のクロストークで「遺伝子組み換え作物への見方はいろいろあるでしょうが、科学的事実をどう消費者に伝えるべきなのか、また消費者はあふれかえる情報にどう向き合うべきなのか、それぞれのポイントを探りながら議論」を行うという。
上映会とクロストークの概要は次のとおり。
▽イベント名 映画「Food Evolution(フード・エボリューション)」上映会&クロストーク
▽日時 11月15日(金)14時?16時(開場13時30分)
▽会場 スペースFS汐留(東京都港区東新橋1?1?16 汐留FSビル3階)
▽主催 遺伝子組み換え作物に関する映画実行委員会
▽後援 バイテク情報普及会
▽プログラム
【第一部 14時?】
Food Evolution上映(日本語字幕)
【第二部 15時20分?】
クロストーク
(出演者)
○浦郷由季氏 (一社)全国消費者団体連絡会事務局長
○堀川晃菜氏 サイエンスライター
○[ファシリテーター]小島正美 遺伝子組み換え作物に関する映画実行委員会代表
▽申し込み方法 「申し込みフォーム」※に必要事項を記入して申し込む。
先着120名 11月11日(月)締切 参加費無料
※ https://www.food-oubo.com
▽問い合わせ先 フード・エボリューション上映イベント事務局 電話03?5847?7734(平日10時?17時30分)
(mail) food-oubo@jimukyoku-info.jp
映画「Food Evolution(フード・エボリューション)」上映会&クロストークのチラシ
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