世界農業遺産に石積み階段園の「和歌山県有田・下津地域」を申請 農水省2023年1月17日
野村哲郎農相は1月17日の会見で和歌山県の有田・下津地域を世界農業遺産に認定するようFAО(国連食糧農業機関)に申請すると発表した。
有田・下津地域の石積み階段園みかんシステム
世界農業遺産は特徴的で伝統的な農林水産業が概ね100年以上営まれている地域を認定する制度でFAОが2004(平成14)年に創設した。
現在23か国72地域を認定しており、日本では13地域が認定されている。
新規の認定を2年ごとに行っており今回は4地域から申請があり、昨年12月に行った世界農業遺産等専門家会議の評価結果をふまえて認定申請を承認した。
和歌山県有田・下津地域では農家が400年以上前から海岸部から内陸部の山頂付近まで壮大な石積み階段園を築き上げ、みかん産地として発展してきた。
農家自らによる優良品種系統の選定・導入や、苗木の地域内生産による産地基盤づくり、多様な地勢・地質に適応した栽培技術、さらに収穫後のみかんを貯蔵して糖度を上げる「蔵出し」と呼ばれる技術を開発してきた。
これによって高品質な温州みかんを生産、7か月に及ぶ長期リレー出荷を可能とした伝統的農業システムでシステムの名称を「有田・下津地域の石積み階段園みかんシステム」とした。
今後、農水省を通じて今年秋ごろにFAОに申請を行い審査を受けることになる。
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