レモン産地化へ 静岡県磐田市で「レモンの定植・栽培講習会」初開催2024年4月17日
静岡県磐田市は、新たな特産物「レモン」の産地化に向けて、令和6年度から産地形成支援事業を開始。その第一歩として4月10日、レモンの定植・栽培講習会を市内の農家に向けて実施した。
レモン栽培について説明を受ける参加者ら(10日、磐田市藤上原)
磐田市の農業は、高齢化による離農、茶価の低迷などの課題があり、今後荒れてしまう農地が増えることが見込まれるため、同市はJA遠州中央と協議して対策を検討してきた。その結果、年間の日照時間が2582.8時間(2023年)と全国トップクラスの長さを誇ることや、1年を通して温暖な気候を活かせることから、レモンの産地化に挑戦することを決めた。収穫時期がお茶の繁忙期と被らず複合経営が可能であることも、レモンを選んだ理由の一つとなった。
産地化への第一歩として、同市藤上原(ふじかんばら)のほ場で初めて開かれた「レモンの定植・栽培講習会」には、栽培を検討する茶やキャベツなどの農家約20人が出席。講師を務めたJA静岡経済連の担当者から、苗木を購入した後の取り扱いから園地へ植栽するまでの注意点、定植後の管理などについて説明を受けた。
磐田市は2030年までに、市内でのレモンの作付面積を100ヘクタールにすることを目標に、新たに栽培をする農家を対象に補助金を交付するなど支援を行う。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(172)食料・農業・農村基本計画(14)新たなリスクへの対応2025年12月13日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(89)フタルイミド(求電子剤)【防除学習帖】第328回2025年12月13日 -
農薬の正しい使い方(62)除草剤の生態的選択性【今さら聞けない営農情報】第328回2025年12月13日 -
スーパーの米価 前週から14円下がり5kg4321円に 3週ぶりに価格低下2025年12月12日 -
【人事異動】JA全農(2026年2月1日付)2025年12月12日 -
新品種育成と普及 国が主導 法制化を検討2025年12月12日 -
「農作業安全表彰」を新設 農水省2025年12月12日 -
鈴木農相 今年の漢字は「苗」 その心は...2025年12月12日 -
米価急落へ「時限爆弾」 丸山島根県知事が警鐘 「コミットの必要」にも言及2025年12月12日 -
(465)「テロワール」と「テクノワール」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月12日 -
VR体験と牧場の音当てクイズで楽しく学ぶ「ファミマこども食堂」開催 JA全農2025年12月12日 -
いちご生産量日本一 栃木県産「とちあいか」無料試食イベント開催 JA全農とちぎ2025年12月12日 -
「いちごフェア」開催 先着1000人にクーポンをプレゼント JAタウン2025年12月12日 -
生協×JA連携開始「よりよい営農活動」で持続可能な農業を推進2025年12月12日 -
「GREEN×EXPO 2027交通円滑化推進会議」を設置 2027年国際園芸博覧会協会2025年12月12日 -
【組織改定・人事異動】デンカ(1月1日付)2025年12月12日 -
福島県トップブランド米「福、笑い」飲食店タイアップフェア 期間限定で開催中2025年12月12日 -
冬季限定「ふんわり米粉のシュトーレンパウンド」など販売開始 come×come2025年12月12日 -
宮城県酪初 ドローンを活用した暑熱対策事業を実施 デザミス2025年12月12日 -
なら近大農法で栽培「コープの農場のいちご」販売開始 ならコープ2025年12月12日


































