5年ぶりの収穫祭 家族連れでにぎわう 日本農業実践学園2024年11月25日
日本農業実践学園(茨城県水戸市)が11月23日、収穫祭を開いた。家族連れなど地域の人々が訪れ、学生たちの作った芋煮や和牛ステーキに舌鼓を打ち、有機野菜の販売コーナーには長い列ができた。
有機野菜の販売コーナーには長い行列が
収穫祭は5年ぶりで、学生たちが実習で生産した野菜や米、パン、農産加工品をサービス価格で提供した。天候に恵まれたこともあり、午前10時の開始前から多数の来客が訪れた。
黒毛和牛ステーキに行列
学生がついた餅は目当ての参加者も多かった
野菜を買った水戸市の石川広美さんは「夫が卒業生ということもあり、ほぼ毎回来ています」。味噌漬けのロース肉を買った古木美智代さん(笠間市)は「やわらかくておいしいですよ」と笑った。有機野菜や干しいもの販売コーナー、黒毛和牛ステーキの出店などには長い列ができた。
地域に大切な場
ほしいもも人気
農研機構OBでたちばな農園を経営する橘保宏さんは「お餅目当てで来ました。地域のこういう学園があるのは最高ですよ」と話した。学園の直売所にも、かぼちゃ、ごぼう、里芋、落花生など、自身の農園でとれた野菜を出しているという。
収穫祭を家族で楽しむ橘保宏さん(右)
自由で楽しい学び
学園で学ぶ大山智弘さんは、芋煮販売に精を出していた。「実習でお米といちごを作っています。お米はまずまずでしたが、いちごは暑さにやられて。ここは勉強ではあるけど、わりと自由がきいて楽しいです」と語った。
籾山旭太学園長の話
「職員と学生とで切磋琢磨しています」と話す籾山旭太学園長兼農場長
5年ぶりの開催でしたが、予想以上に来てもらえました。自分たちが作った農産物を目の前で食べてもらうのは、学生たちにも貴重な経験です。値段を付けて売ることで、消費者が喜ぶことと生産を続けられることのバランスも、難しいけど考えさせられます。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(150)-改正食料・農業・農村基本法(36)-2025年7月12日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(67)【防除学習帖】第306回2025年7月12日
-
農薬の正しい使い方(40)【今さら聞けない営農情報】第306回2025年7月12日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 茨城県2025年7月11日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 新潟県2025年7月11日
-
【注意報】果樹に大型カメムシ類 果実被害多発のおそれ 北海道2025年7月11日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 福島県2025年7月11日
-
【注意報】おうとう褐色せん孔病 県下全域で多発のおそれ 山形県2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】出会いの大切さ確信 共済事業部門・全国共済農協連静岡県本部会長 鈴木政成氏2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】農協運動 LAが原点 共済事業部門・千葉県・山武郡市農協常務 鈴木憲氏2025年7月11日
-
政府備蓄米 全農の出荷済数量 80%2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA加賀(石川) 道田肇氏(6/21就任) ふるさとの食と農を守る2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA新みやぎ(宮城) 小野寺克己氏(6/27就任) 米価急落防ぐのは国の責任2025年7月11日
-
(443)矛盾撞着:ローカル食材のグローバル・ブランディング【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月11日
-
【2025国際協同組合年】協同組合の父 賀川豊彦とSDGs 連続シンポ第4回第二部2025年7月11日
-
米で5年間の事前契約を導入したJA常総ひかり 令和7年産米の10%強、集荷も前年比10%増に JA全農が視察会2025年7月11日
-
旬の味求め メロン直売所大盛況 JA鶴岡2025年7月11日
-
腐植酸苦土肥料「アヅミン」、JAタウンで家庭菜園向け小袋サイズを販売開始 デンカ2025年7月11日
-
農業・漁業の人手不足解消へ 夏休み「一次産業 おてつたび特集」開始2025年7月11日
-
政府備蓄米 全国のホームセンター「ムサシ」「ビバホーム」で12日から販売開始2025年7月11日