売上高は392億1700万円 日本農薬 平成28年9月期第3四半期減収減益決算2016年8月10日
日本農薬(株)は8月5日、平成28年9月期第3四半期(平成27年10月1日~平成28年6月30日)の業績を発表した。売上高は392億1700万円(前年同期比68億1000万円減、14.8%減)だった。
同社グループの当期売上高は、海外農薬販売において園芸用殺虫剤「フェニックス」の技術導入先への原体販売が終了したことやノウハウ技術料収入の大幅な減少などから、前年同期比14.8%減の392億1700万円となった。
利益面では、ノウハウ技術料収入の減少や為替の円高進行などから、営業利益は50億3000万円(前年同期比51億8000万円減、同50.7%減)、経常利益は46億8100万円(同49億8000万円減、同51.5%減)。親会社株主に帰属する四半期純利益は、特別損失として製品回収関連費用を計上したこともあり、27億2700万円(同36億9400万円減、同57.5%減)となった。
国内農薬販売では、新製品5剤の販売を開始し、品目のポートフォリオの拡充を図るとともに、「フェニックス」を始めとする自社開発品目の普及拡販に努めた。また農薬原体販売では、園芸用殺虫剤「ハチハチ」の当用期に向けた販社への販売が好調に推移した。
しかし、農薬需要の縮減傾向に加え、販売競争の激化や水稲用除草剤の伸び悩みなどから、国内販売全体の売上高は、前年同期を下回った。
海外農薬販売では、病害虫の小発生や天候不順による過年度の在庫調整などから、アジア、米国における販売が低調だった。さらに「フェニックス」原体の技術導入先への販売が前期で終了したことや為替の急激な円高への進行などから、海外販売全体の売上高は前年同期を下回った。
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