モンサント株主 バイエルとの合併承認2016年12月21日
ドイツ・バイエル社は、12月13日に開催された米国モンサント社の臨時株主総会で、バイエル社の完全子会社との合併を承認したと発表した。
モンサント社の臨時株主総会では、臨時総会の基準日である2016年11月7日時点発行済株式総数の約75%を占める投票総数のうち、約99%が合併賛成に投票されたという。併せて、モンサント株主は、この統合に関連して、同社の任命された役員たちに対して支払われる可能性のある、もしくは支払われるであろう対価を、勧告ベース(法的拘束力のない)として承認するという提案も承認したという。
この取引には、必要な規制当局の承認の受領を含む一般的なクロージング条件が課せられているが、バイエルはモンサントのサポートを受けながら、現在までに、米国ハート・スコット・ロディノ法を含む届出を提出。クロージングは2017年末までと想定しているという。
予定通り進めば、モンサントの株主は合併クロージング時に、現金で1株当たり128米ドルを受取ることになる。
これまでのところ、バイエル社がプレミアをつけたこともあり、順調に合併に向かっているようだが、米国の戦略食料の種子をドイツ資本が握ることに、トランプ次期大統領がどういう判断をするのか、注目されるところでもある。
(関連記事)
・バイエルのモンサント買収に新展開 (2016.09.20)
・1株127.50USドルを提案 モンサント買収でバイエルが (2016.09.08)
・アグロ多国籍企業の統合ー巨大化する世界の農薬企業 (2016.07.06)
重要な記事
最新の記事
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(1)養豚農家に寄り添い疾病を防ぐ クリニック北日本分室 菅沼彰大さん2025年9月16日
-
【石破首相退陣に思う】戦後80年の歴史認識 最後に示せ 社民党党首 福島みずほ参議院議員2025年9月16日
-
【今川直人・農協の核心】全中再興(6)2025年9月16日
-
国のプロパガンダで新米のスポット取引価格が反落?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年9月16日
-
准組合員問題にどう向き合うか 11月15日に農協研究会開催 参加者を募集2025年9月16日
-
ファミリーマートと共同開発「メイトー×ニッポンエール 大分産和梨」新発売 JA全農2025年9月16日
-
「JA共済アプリ」が国際的デザイン賞「Red Dot Design Award2025」受賞 国内の共済団体・保険会社として初 JA共済連2025年9月16日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」北海道訓子府町で じゃがいもの新品種「ゆめいころ」を収穫 JAタウン2025年9月16日
-
山形県産「シャインマスカット」品評会出品商品を数量限定で予約販売 JAタウン2025年9月16日
-
公式キャラ「トゥンクトゥンク」が大阪万博「ミャクミャク」と初コラボ商品 国際園芸博覧会協会2025年9月16日
-
世界初 土壌団粒単位の微生物シングルセルゲノム解析に成功 農研機構2025年9月16日
-
「令和7年8月6日からの低気圧と前線による大雨に伴う災害」農業経営収入保険の支払い期限を延長(適用地域追加)NOSAI全国連2025年9月16日
-
農薬出荷数量は1.3%増、農薬出荷金額は3.8%増 2025年農薬年度7月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年9月16日
-
林業の人手不足と腰痛課題解消へ 香川西部森林組合がアシストスーツを導入 イノフィス2025年9月16日
-
農業支援でネイチャーポジティブ サステナブルの成長領域を学ぶウェビナー開催2025年9月16日
-
生活協同組合ユーコープの宅配で無印良品の商品を供給開始 良品計画2025年9月16日
-
九州・沖縄の酪農の魅力を体感「らくのうマルシェ2025」博多で開催2025年9月16日
-
「アフガニスタン地震緊急支援募金」全店舗と宅配サービスで実施 コープデリ2025年9月16日
-
小学生がトラクタ遠隔操縦を体験 北大と共同でスマート農業体験イベント開催へ クボタ2025年9月16日
-
不在時のオートロックも玄関前まで配達「スマート置き配」開始 パルシステム千葉2025年9月16日