新たな殺虫剤2製品を来春に発売予定 イソクラスト普及会2018年10月17日
イソクラスト普及会は10月10日、畑作用殺虫剤ビレスコ顆粒水和剤と水稲用殺虫剤エクシード粉剤DLの2つの製品を2019年早春に発売すると発表した。
ビレスコ顆粒水和剤およびエクシード粉剤DLの有効成分であるイソクラスト(スルホキサフロル)は、IRAC(殺虫剤抵抗性対策委員会)の作用機構分類において、グループ4の新サブグループであるグループCに分類される唯一のスルホキシイミン系の新規系統の殺虫剤。既存の殺虫剤に対して、感受性が低下した害虫にも安定した効果がある。
ビレスコ顆粒水和剤は北海道専用剤で、バレイショ、テンサイで問題となるアブラムシ類に対して、安定した防除効果がある。速効性および残効性を有し、有効成分が植物体内に広がるため、葉裏や茎葉に寄生するアブラムシ類にも効果を発揮する。
エクシード粉剤DLは、水稲で問題となるウンカ類、ツマグロヨコバイ、カメムシ類に対し、高い防除効果がある。本田での散布用ローテーション防除の一剤として期待されている。
この2つの殺虫剤はダウ・アグロサイエンス日本(株)、日産化学(株)、北興化学工業(株)の3社から2019年早春に発売を予定している。
(関連記事)
・新規農業用殺虫剤「インスカリスR」米国で登録取得 Meiji Seika ファルマ(18.10.05)
・アザミウマ類、サビダニ類防除に特効薬 ファインセーブフロアブル(18.05.23)
・コナジラミ類に効果「ダブルシューターSE」を新発売 ダウ・アグロサイエンス日本(株)(18.03.27)
・BASF新製品の総売上げは35億ユーロに 日本企業も共同開発(18.03.07)
・斑点米カメムシや吸汁性害虫に効果 ダウが新剤(18.01.26)
重要な記事
最新の記事
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日
-
JA愛知信連と高機能バイオ炭「宙炭」活用に関する協定締結 TOWING2025年5月2日
-
5月の野菜生育状況と価格見通し だいこん、はくさい、キャベツなど平年並み 農水省2025年5月2日
-
「ウェザーニュースPro」霜予測とひょう予測を追加 農業向け機能を強化2025年5月2日
-
新品種から商品開発まで 米の新規需要広げる挑戦 農研機構とグリコ栄養食品2025年5月1日
-
米の販売数量 前年比で86.3%で減少傾向 価格高騰の影響か 3月末2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(1)耕種的防除を併用【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(2)農薬の残効顧慮も【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
備蓄米 小売業へ2592t販売 3月末の6倍 農水省2025年5月1日
-
イモ掘り、イモ拾いモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第338回2025年5月1日
-
地元木材で「香りの授業」、広島県府中明郷学園で開催 セントマティック2025年5月1日
-
大分ハウスみかんの出荷が始まる 大分県柑橘販売強化対策協議会2025年5月1日
-
Webマガジン『街角のクリエイティブ』で尾道特集 尾道と、おのみち鮮魚店「尾道産 天然真鯛の炊き込みご飯」の魅力を発信 街クリ2025年5月1日