売上高を当初予想4.3%減の354億円に修正 日本農薬2020年3月18日
日本農薬は3月17日、2020年3月期決算において「のれんの減損損失」を特別損失として計上すると公表した。また、2019年11月12日に公表した通期連結業績予想と配当予想を修正し、経営責任の明確化のため、役員報酬を減額することを決めた。
同社は、2014年9月に連結子会社化したブラジルの農薬製造販売会社、Sipcam Nichino Brasil S.A.の2019年12月期の販売が伸び悩んだため、Nichino Brasil S.A.に係るのれん残高全額にあたる17億7900万円を特別損失に計上する。
通期連結業績予想につては、売上高を当初予想の370億円から16億円(4.3%)減の354億円に修正。営業利益と経常利益は、いずれも同32億円を5億円(15.6%)減の27億円に下方修正した。これは、海外農薬販売において、インド、韓国および欧州などで販売が伸長したものの、ブラジル市場の競争激化の影響から連結子会社のSipcam Nichino Brasil S. A. の販売が伸び悩んだため。
また、親会社株主に帰属する当期純利益については、これらの特別損失計上により、当初予想の24億円から20億円減の4億円に下回る見込み。
配当予想については、業績予想が厳しい状況にあることから、期末配当を当初予想から3円50銭減配の4円とする。同件については、6月開催の定時株主総会で付議する予定。
また、役員報酬の減額については、2020年4月からの1~2か月間、代表取締役社長、代表取締役兼専務執行役員、取締役兼常務執行役員、取締役兼上席執行役員について、役員報酬月額の10~30%を減額する。
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