売上2カ月振りに前年超 9月の外食産業2016年10月26日
(一社)日本フードサービス協会は、会員社を対象にした外食産業市場動向調査平成28年9月度をまとまた。
9月は前年よりも休祝日数が少ないことや台風の影響もあり、外食需要にとってはマイナスとなったが、販促の効果が上がり概ね好調に推移したファストフードが全体を牽引し、全体の売上げは101.5%と、2カ月振りに前年を上回った。業態別の概況は以下の通り。
【ファストフード】全体の売上げは104.5%と昨年12月以降10カ月連続で前年を上回っている。なかでも「洋風」は、各社のキャンペーンが好調で売上げは106.9%となった。「和風」は販促回数の増加が客数増(102.2%)につながり売上げは102.6%だった。麺類もTVCMによる販促強化などで売上げは104.6%と伸張した。「その他」もカレーの新メニューが好調で客単価があがり売上げは102.2%と伸びた。一方で「持ち帰り米飯・回転寿司」は店舗数の減少(96.9%)もあり売上げは99.3%と前年をやや下回る結果となった。
【ファミリーレストラン】全体の売上げは、休祝日が少なかったことや天候不順の影響で客数が減少(99.0%)し、98.5%と前年を下回った。業種別売上げは、「洋風」は97.7%、「和風」も98.4%と前年を下回ったが、「中華」はこだわりを追求したメニューが好評で100.3%と前年を維持した。また「焼き肉」も店舗数の増加もあり100.4%と前年を維持した。
【パブ・居酒屋】「パブ・ビアホール」は、一部で若年層の集客が好調で、売上げは104.8%と前年を上回ったが、「居酒屋」は引き続き店舗数削減で売上げは91.4%と引き続き前年割れとなっている。
【ディナーレストラン】店舗増加や一部郊外店舗が堅調で客数が増え(104.0%)、売上げは102.7%と前年を上回っている。
【喫茶】新商品投入やフードメニューの充実などで売上げは102.5%と前年を超えた。
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