地球と宇宙の食の課題解決へ「SPACE FOODSPHERE」開催2020年9月3日
(一社)SPACE FOODSPHEREは、地球と宇宙の食の課題解決を目指す共創プログラム「SPACE FOODSPHERE」が促進する食の未来構想についてメンバーが語るイベント「SPACE FOODSPHERE Conference 2020」を8月26日に開催し、プログラムのさらなる促進に向け、新たなメンバーの参画を発表した。
東京・日本橋ホールを拠点に開かれた同イベントは、冒頭に同法人代表理事の小正瑞季氏が、2100年までの超長期シナリオやそれを実現するためのバイオスフィア構想や、新規参画メンバー等を発表した。新規事業家からは同プログラムの新規事業としてのインパクトについて説明があった。
また、同イベントを後援する農林水産省からは、大臣官房技術総括審議官 兼 農林水産技術会議事務局長の菱沼義久氏が、6月に閣議決定された「宇宙における食料生産等について言及された宇宙基本計画」の改定内容や同領域に取り組む意義についてメッセージを述べた。
「SPACE FOODSPHERE Conference 2020」
パネルディスカッションの「宇宙×食が人類の宇宙進出、月・火星探査を加速する」では、JAXA、宇宙ベンチャー、フードテック企業、投資家というそれぞれの視点から、国際宇宙探査における食の役割や日本のポジショニング、宇宙探査における技術利用に向けた研究開発や宇宙実証、バイオスフィア研究所やルールメイキングの必要性などについて語り合った。
「宇宙×食が人類の宇宙進出、月・火星探査を加速する」
また、「フードテック×宇宙が、地球課題の解決を加速させる」では、フードテックベンチャーや研究者、大手容器メーカーの視点から、宇宙を目指す研究開発や事業開発が地球の課題解決を加速させることをそれぞれの視点から語り、有意義なディスカッションが行われた。
「フードテック×宇宙が、地球課題の解決を加速させる」
パネルディスカッション「食×宇宙/極限環境から考える、暮らしのQOL」では、災害栄養の専門家、料理人、レシピサービス企業という視点から、宇宙における暮らしや、地球上の避難生活やコロナの閉鎖環境の共通点、食による解決方法などについて語り合った。
「食×宇宙/極限環境から考える、暮らしのQOL」
この他、日本の強みである発酵食の宇宙における意義などを語るセッションや、SPACE FOODSPHEREに参画しているベンチャー6社によるピッチも実施。多種多様な領域の最前線で活動する25人がそれぞれの視点で地球と宇宙の食の未来や産業創出について語り合った。
「日本の強みである発酵食の宇宙における意義」
今回新たに参画することになったメンバーは、食品メーカー、飲料メーカー、ゼネコン、プラントエンジニアリング、陸上養殖、ゲノム編集、人工土壌、レシピサービス、パーソナライズ、AIなど、様々な領域からトップクラスの技術や知見を持つ企業、研究者や自治体など。多種多様なプロフェッショナルが集結することで、より具体的な研究開発・実証・社会実装に向けて産学官の有機的なコラボレーションを促進していく。
新規参画メンバー
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