関東・九州を共同輸送 アサヒ飲料、日清食品、日本通運2020年9月9日
アサヒ飲料(株) (東京都墨田区、米女太一社長)、日清食品(株) (東京都新宿区、安藤徳隆社長)、日本通運(東京都千代田区、齋藤充社長) の3社は、関東―九州間の共同輸送を9月11日から開始する。トラック使用台数の削減やドライバーの作業負荷軽減など、3社それぞれにメリットが確認されている。
混載テストの様子
関東―九州間の物流は、アサヒ飲料がアサヒビール茨城工場(茨城県守谷市)から佐賀配送センター(佐賀県三養基郡)まで、日清食品は関東工場(茨城県取手市)から福岡物流センター(福岡県糟屋郡)まで、それぞれの車両で海上輸送を従来行ってきた。
9月11日から始まる共同輸送は、パレットのサイズなど大きさが異なる両社の貨物を、日本通運のトラックに混載して海上輸送を行うもの。アサヒビール茨城工場で製品を積載後、日清食品の関東工場に立ち寄って荷の混載作業を行った後、九州の物流倉庫に向け共同輸送する。
例えばアサヒ飲料はこれまで、関東―九州間を週55~65便の海上輸送を行っているが、そのうち1~2便を共同輸送に切り替える。
写真は、両社の荷物を混載した風景で、アサヒの重い飲料製品を積載可能な最大量で下段に積み、即席麺など日清の軽量貨物を上部の空いたスペースに積載している。
積載方法について
共同輸送に踏み込んだことで、荷の積載率向上を実現するノウハウの獲得にも成功した。両社のパレットサイズは異なり、双方を組み合わせて積載することが従来難しかった。今回、商品の種類や数量の工夫でトラック荷台の無駄なスペースをほぼ省ける形を実現し、両社が別々に関東―九州間の輸送を行った場合と比べ、トラック使用台数を20%削減できた。
日通のドライバーが荷役作業を行う際の負荷も大幅に軽減でき、3社それぞれにメリットが得られている。
3社は今後、共同輸送の頻度を増やしたり、対象エリアを拡げたりすることの検討を進め、人手不足対応や環境負荷低減につながる持続可能な物流体系の構築を図っていくとしている。
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