マーケティングプラットフォーム活用で利便性をアップデート コープこうべ2020年10月5日
コープこうべは、(株)フロムスクラッチが提供するデータマーケティングプラットフォーム「b→dash(ビーダッシュ)」の活用により、宅配・店舗事業と組合員の運営参加などデジタルトランスフォーメーションを促進。組合員の買い物体験の向上や新たな行動様式により柔軟に対応できるようになった。
コープこうべは、日本で最大規模の組合員数を持つ生活協同組合。宅配や店舗、ECサイト「コープこうべネット」など、複数の事業を展開しており、2018年からデジタルトランスフォーメーションに注力しており、サービスを利用する組合員のさまざまな要望に応えやすくするため、データ分析や意見収集など、当社のマーケティングプラットフォーム「b→dash」を導入している。
このほど、コープこうべ独自のデータ統合基盤が構築されたことで、組合員一人ひとりのニーズの可視化や、新型コロナウイルス等に伴う行動様式の変化にも柔軟に対応できるようになった。
統合されたデータによる、ユーザーエクスペリエンスおよびLTVの向上
データ統合基盤を活用することで、組合員一人ひとりに最適な情報を提供することが可能となり、その結果、店舗と宅配など、チャネルを複数利用することで、組合員の買い物の利便性が向上。また、コミュニティへの参加促進により、ユーザーエクスペリエンスの向上および、LTVを向上させることが可能になった。
また、コロナ禍で、宅配の新規申し込みや注文数が急増したことで、注文が殺到した商品が在庫切れになり、抽選で当選した組合員にのみ商品が発送されるというケースが発生していたが、データ統合基盤が構築されたことにより、宅配注文した商品がやむなく抽選対応になった場合、配送日より前に抽選結果をメールで自動送付できるようになった。データ統合基盤を活用することで、これまでより迅速にサービス改善を行い、利用体験を向上させたことで、組合員からの評価も高まった。
購買行動に関する中間KPIの可視化
b→dashでのデータ統合基盤の構築に伴い、これまでは可視化できていなかった購買行動に関する様々なKPIを可視化することが可能になった。小売業界の主なボトルネックとなる、チャネルをまたいだF2転換率や、ロイヤルカスタマー率の可視化など購買行動に関するKPIや、顧客データと宅配の利用状況データを元に、宅配リソースを最適に配分することも可能になった。
データ連携・統合・抽出作業の短縮に伴う生産性向上
これまでコープこうべは、店舗、宅配、ECサイトそれぞれのデータが統合されておらず、バラバラのシステムで管理されていたため、データ分析を行う際、データを準備するまでの連携や統合、抽出作業に大幅な工数を要していた。
データ統合基盤が完成したことで、都度データの連携や抽出作業をする必要がなくなり、b→dash上で内部共有用の分析レポートを、特別なリテラシーやスキルがなくても簡単に作成できるようになり、大幅に生産性を向上した。
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