特殊低温保冷剤「アイスエナジー」の販売でNTTアグリと業務提携 アトム技研2020年10月13日
アトム技研(株)は、NTTグループの農業×ICT専業会社、NTTアグリテクノロジーと同社が開発、製造している特殊低温保冷剤「アイスエナジー」の販売で業務提携した。低温物流業界における温度管理のニーズの高まりを受け、低温配送のコンサルティングサービスを強化し、ドライアイスに代わる低温物流のスタンダードへと販路を全国へ拡大する。
アイスエナジーを利用する「ゆめファーム全農こうち」で
NTTアグリテクノロジーは、2019年9月からJA全農と協力し、農作業者の健康・労務管理を通じ、安心安全・効率的な農業経営の実現をめざす各種実証実験を進めている。その結果、暑熱環境下での作業リスク低減等の効果が確認され、農業従事者のニーズが高いことから手軽に暑さ対策ができるアイスエナジーのオンライン販売を開始。NTTアグリテクノロジーを通じて、アイスエナジーと関連商品をJA全農、全国の農業・畜産者また、屋外での暑熱環境下の作業が多い漁業・林業・製造業・建設業・土木業などへ提供する。
アイスエナジーの最大の特徴は、特殊技術により、家庭用冷凍庫の性能でも特殊低温保冷剤を凍結させることができること。これまで必要だった業務用急速冷凍庫が不要で、新たな設備投資費や毎月発生する莫大な光熱費を抑えることが可能。3度からマイナス25度までの温度帯を選べ、様々な用途で利用できる。
また、HACCPの義務化に伴い、食品の温度管理により一層注目が集まっており、食品物流の見直しが活発化。現在の品質を維持または向上し、どのように低コストで低温配送を実現できるかについても問い合わせが増えている。そこで実際の温度管理の調査を行い、ユーザーが求める低温配送を高効率・低コストでどのように実現できるかなど低温配送のコンサルティングサービスを強化していく。
主な導入企業として、ドライアイスの代替品として使うアイスクリームメーカーや、冷凍食品やアイスクリームの商品品質を維持したまま、冷凍配送から冷蔵配送に切り替える食品物流企業、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、製薬会社など多くの企業で利用されている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(174)食料・農業・農村基本計画(16)食料自給率その他の食料安全保障の確保に関する目標2025年12月27日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(91)ビスグアニジン【防除学習帖】第330回2025年12月27日 -
農薬の正しい使い方(64)生化学的選択性【今さら聞けない営農情報】第330回2025年12月27日 -
世界が認めたイタリア料理【イタリア通信】2025年12月27日 -
【特殊報】キュウリ黒点根腐病 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【特殊報】ウメ、モモ、スモモにモモヒメヨコバイ 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【注意報】トマト黄化葉巻病 冬春トマト栽培地域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
バイオマス発電使った大型植物工場行き詰まり 株式会社サラが民事再生 膨れるコスト、資金調達に課題2025年12月26日 -
農業予算250億円増 2兆2956億円 構造転換予算は倍増2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(1)2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(2)2025年12月26日 -
米卸「鳥取県食」に特別清算命令 競争激化に米価が追い打ち 負債6.5億円2025年12月26日 -
(467)戦略:テロワール化が全てではない...【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月26日 -
【スマート農業の風】(21)スマート農業を家族経営に生かす2025年12月26日 -
JAなめがたしおさい・バイウィルと連携協定を締結 JA三井リース2025年12月26日 -
「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業」採択 高野冷凍・工場の省エネ対策を支援 JA三井リース2025年12月26日 -
日本の農畜水産物を世界へ 投資先の輸出企業を紹介 アグリビジネス投資育成2025年12月26日 -
石垣島で「生産」と「消費」から窒素負荷を見える化 国際農研×農研機構2025年12月26日 -
【幹部人事および関係会社人事】井関農機(1月1日付)2025年12月26日


































