首都圏の飲食店約150店舗で「ふくしま常磐ものフェア 2020」開催2020年10月15日
福島県と福島県漁業協同組合連合会(JF福島漁連)は、首都圏の飲食店約150店舗で福島県産水産物を味わえる「ふくしま常磐ものフェア2020」を10月15日~12月23日の期間で2週間ごとに区切った全5タームで開催する。

「福島の漁業関係者の熱い想いをより多くの人に届ける」をテーマに、福島県産水産物の認知向上や販路と消費の拡大を目的とした「福島県産水産物競争力強化支援事業」の一環として行うもので、昨年に引き続き2年目の取り組みとなる。
昨年、首都圏で初めて開催した「ふくしま常磐ものフェア」で行った消費者への調査では、約7割の人が同フェアを「とても満足」「やや満足」と回答。またフェア実施店からも8割以上が仕入れの継続を希望するなど、福島県産の水産物が首都圏の消費者だけでなく、店舗運営者にも受け入れられ、高く評価された。2年目となる今回は昨年の75店舗から規模を拡大して、約150店舗で開催する。
首都圏各所の開催店舗では、福島県産ヒラメやメヒカリを始め、寒流と暖流の交わる豊かな漁場で育った質の良い水産物を使ったオリジナル料理を楽しめる。参加店舗の1つ「酒場シナトラ 豊洲店」ではクラシックモダンな雰囲気の中、日本酒と焼酎とともに「福島県産ホッキバター焼き」など新鮮な水産物を使った期間限定メニューを味わえる。
フェア期間中は国内最大級のレストラン検索・予約サイト「食べログ」に特設サイトを設置。「ふくしま常磐もの」の魅力や参加店舗を紹介する。
福島県の沿岸漁業は、東日本大震災により操業を自粛しているが、平成24年から開始した試験操業は、年々水揚げを拡大。首都圏の飲食店にも「常磐もの」の魚を届けることができるようになり、福島の海では、ヒラメ、カレイ、サンマなど200種類を超える様々な魚介類が水揚げされている。
JF福島漁連の野﨑哲会長は「どれも鮮度、味ともによく、自信をもってお薦めします。特にヒラメは"常磐もの"の代表格。9月からの底びき網漁の解禁を受けて続々と水揚げされており、秋から冬にかけては、カレイ、サンマ、アンコウ、タラ、ズワイガニなど、多くの水産物が旬を迎える。おいしい水産物をお届けしたい。そんな思いで福島県の漁師がプライドをもって水揚げした水産物を、是非、ご堪能いただければ」と話している。
<「ふくしま常磐ものフェア 2020」開催概要>
日程:10月15日~12月23日※期間を2週間ごとに区切り、全5タームで開催
第1ターム 10/15~10/28、第2ターム 10/29~11/11※今回、参加店決定、第3ターム 11/12~11/25、第4ターム 11/26~12/09、第5ターム 12/10~12/23
場所:首都圏飲食店 約150店舗
内容:福島県産水産物「ふくしま常磐もの」を使った特別メニューの提供
※使用する水産物については、時期により変動
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