江戸東京野菜「内藤とうがらし」で歌舞伎町を元気に2020年11月5日
新宿エリアを中心に飲食店を展開している三信商事(株)は、「内藤とうがらしプロジェクト」と連携し、江戸東京野菜に認定されている内藤とうがらしの普及を促進する取り組みを始める。
江戸東京野菜に認定されている「内藤とうがらし」
新型コロナウィルスの影響で外国人観光客が姿を消し、夜の街のイメージが強い歌舞伎町には、ほとんど人が立ち寄らない時期が続いた。そんな中、新宿を拠点にビジネスを展開する同社は、「内藤とうがらしプロジェクト」リーダーの成田重行氏と「新宿を盛り上げる」という想いで一致し、取り組みを進めてきた。同社が管理するビルの屋上で、4月から成田氏の支援を受け、内藤とうがらしを栽培し10月に収穫した。
また、新宿のまちをめぐりながら、地域の歴史や文化などを楽しめる情報発信拠点「スタジオ104 at FAVETTA」を、歌舞伎町で同社が運営するTrattoria Pizzeria Bar FAVETTA内で9月30日にオープン。真っ赤な内藤とうがらしが目を引くスタジオは、歌舞伎町一番街の入口付近にあり、オリジナル商品を展示。2つのモニターでは、「新宿のエール」をテーマに、新宿の観光や自然、スポーツなど、さまざまなまちの魅力を発信している。
内藤とうがらしは、江戸時代の宿場町、内藤新宿で育てられた野菜のひとつ。当時、蕎麦が流行していた江戸では、薬味として瞬く間に人気となり、新宿近郊の農家が栽培をしていた。内藤とうがらしは地域ブランドとして確立されていたが、新宿宿場の繁栄の中で畑がなくなり、新宿で唐辛子の栽培はされなくなった。それから約400年経ち、2010年に内藤とうがらしプロジェクトが発足。内藤とうがらしを現代に復活し、2013年には伝統の江戸東京野菜に認定された。さらに2020年には、17年振りにリニューアルされた、新宿駅のスタンプのデザインにも取り入れられるなど、新宿の名物として再び脚光を浴びている。
内藤とうがらしは、鷹の爪よりも辛みが優しいため、食べやすく、上品な旨みと爽やかな風味を感じられる。葉も大きく柔らかく、葉とうがらしとして常備菜などに幅広く使える。
重要な記事
最新の記事
-
【報告3】コウノトリがつなぐ地域と農業 JAたじま常務理事 西谷浩喜氏2024年4月24日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2024年4月24日
-
タケノコの出荷が最盛期を迎える JA熊本市2024年4月24日
-
有機農業は原発依存症に効く【小松泰信・地方の眼力】2024年4月24日
-
【JA人事】JAびらとり(北海道) 仲山浩組合長が再任2024年4月24日
-
【JA人事】JAいわみざわ(北海道) 引頭一宏組合長を再任2024年4月24日
-
「第20回オフィス防災EXPO【春】」出展 長期保存可能で調理に手がかからない非常食をPR サタケ2024年4月24日
-
福岡で初の体験展示会「アシストスーツEXPOinFUKUOKA2024」開催2024年4月24日
-
東京・大阪のBBQ施設で「ロングライフ牛乳」2万本 GWに無償配布 日本テトラパック2024年4月24日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」徳島県で阿波踊りを体験 JAタウン2024年4月24日
-
期間限定「牛乳が飲みたくなるあんぱん」新発売『ミルク大臣』寺田心の新CM公開2024年4月24日
-
「応援しよう能登!つながろうこども食堂!こどもの日イベント2024」開催 むすびえ2024年4月24日
-
米ぬか由来ナノ粒子の抗がん作用を確認 東京理科大学2024年4月24日
-
不要な「園芸用土」リサイクル回収の取組を強化 島忠2024年4月24日
-
淡路島で収穫体験「Awaji Nature Lab&Resort」27日から開催2024年4月24日
-
総供給高は7か月連続で前年超え 3月度供給高速報 日本生協連2024年4月24日
-
旬のフルーツ詰め合わせた「母の日ギフト」オンラインショップ「Seika」で販売2024年4月24日
-
各界トップランナーの講義を1冊に集約『北海道未来学』発売 コープさっぽろ2024年4月24日
-
温暖化に対応 パインアップル品質予測モデルを開発 農研機構2024年4月24日
-
3年連続で健康優良企業「銀」健康づくりの取り組みが評価 パルシステム2024年4月24日