余剰野菜をレスキュー「もったいないケールコロッケ」製造 らでぃっしゅぼーや2021年8月25日
オイシックス・ラ・大地が運営する「らでぃっしゅぼーや」は、生産余剰となった生食用野菜「ケール」を、人気の定番総菜・コロッケの具材に活用し、フードロス削減と生産者支援につなげる取り組みを開始。「もったいないケールコロッケ」として9月6日から予約販売を始める。
ケール畑
らでぃっしゅぼーやは、長引く緊急事態宣言下の影響で外食需要が減り、都内のレストランやホテルでの需要を見込んで、この夏に生産したケールの販売目処が立たないという生産者の声を受け、支援策に取り組む。
カルシウムや葉酸が豊富に含まれるケールは青汁のほか、アスリートや美容に関心の高い人を中心にサラダとして食べられるようになり、レストランなどでも需要がある。今回、余剰となったケールは日常の食卓でも食べやすい加工食品として、素材を生かすアイデアを考案。ジャガイモの甘みを引き立て、彩りもよくなることからコロッケの具材として活用し、冷凍惣菜の「もったいないケールコロッケ」として製造する。
使用するケールは、長野県飯山市にある岡忠農園の畑で、飲食店、ホテル業界の需要分として生産された約168キロ分。コロッケ全体の10%相当量とたっぷり使う。ほのかな苦みと、ふんわりとした質感が特徴のケールは、3~5ミリのダイスカットにし、全体に均等に行き渡るように、じゃがいもやその他具材と混ぜ合わせた。特有の苦みもなく、子どもでも楽しめる味わいのコロッケになった。
製造は、らでぃっしゅぼーやで人気の「あたためるだけシリーズ コロッケ」の製造事業者「まきば」が担当。「あたためるだけシリーズ コロッケ」と同様、じゃがいもは新潟県魚沼地方の雪を使った天然の冷蔵庫"雪室"で熟成させ糖度が高い「雪むろじゃがいも」を使用。電子レンジやトースターで温めるだけで、菜種油でからりと揚げたサクサクの食感になる。「もったいないケールコロッケ」は、1パック4個入・915円/2パック8個入・1801円。いずれも税込。
ケールを生産する岡忠農園の岡田忠治さん(左)と早苗さん夫妻
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