夏の酪農を救え 生産者の声伝え家庭消費を呼びかけ パルシステム2024年7月23日
パルシステム連合会は、利用者に乳製品の消費を呼びかけるキャンペーンを7月22日から開始。夏季は、学校給食がなくなり、牛乳の需要が1日1000トン近く減少することから、家庭での牛乳消費を呼びかけ、コロナ禍による需給バランス調整や資材価格高騰などから窮地にある酪農家を応援する。
プレゼントの酪農柄オリジナルハンカチ
同キャンペーン期間は、パルシステムの看板商品の「こんせん72牛乳」(毎週の利用15万本)と「こんせんプレーンヨーグルト」(同6万点)を特別価格で販売するなど利用を呼びかける。
また、8月9日配達分までに両商品を合計4点以上購入すると、抽選で1000人に酪農柄のオリジナルハンカチ2枚組をプレゼント。外出先の汗ふきにぴったりのガーゼ素材で、イラスト化した酪農作業があしらわれている。利用者のふだんの暮らしのなかで、猛暑のなか酪農に従事する生産者に思いを馳せるきっかけを作る。
学校の休業期間に給食がなくなることで、牛乳需要は1日当たり1000トン近く下がる。搾乳を目的とする乳牛ホルスタイン種は、暑さに弱い性質で、酷暑が見込まれる8月は、Jミルクによると全国の生乳日平均生産量がピーク時と比較し1500トン以上減少すると予測されている。
一方、比較的冷涼な北海道は、ピーク時からの減少予測が500トン程度と緩やかで、生乳の余剰が懸念されている。パルシステムでは「こんせん72牛乳」など、道内の根釧地区で生産される商品の利用によって、生産者を応援する。
重要な記事
最新の記事
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物2025年5月2日
-
【2025国際協同組合年】情報を共有 協同の力で国際協力 連続シンポスタート2025年5月2日
-
イネカメムシが越冬 埼玉、群馬、栃木で確認 被害多発の恐れ2025年5月2日
-
九州和牛をシンガポール人に人気のお土産に 福岡空港で検疫代行サービスを開始 福岡ソノリク2025年5月2日
-
就労継続支援B型事業所を開設し農福連携に挑戦 有機農家とも業務提携 ハピネス2025年5月2日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」 を県庁などに供給開始 農林中金が媒介2025年5月2日
-
5月29日から「丸の内 日本ワインWeeks2025」開催 "日本ワイン"を学び、楽しむ3週間 三菱地所2025年5月2日
-
協同心の泉 大切に 創立記念式典 家の光協会2025年5月2日
-
【スマート農業の風】(14)スマート農業のハードルを下げる2025年5月2日
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日
-
JA愛知信連と高機能バイオ炭「宙炭」活用に関する協定締結 TOWING2025年5月2日
-
5月の野菜生育状況と価格見通し だいこん、はくさい、キャベツなど平年並み 農水省2025年5月2日
-
「ウェザーニュースPro」霜予測とひょう予測を追加 農業向け機能を強化2025年5月2日