新たなフードバンクシステム「おふくわけ」第2弾開始 生活クラブ生協2024年11月18日
生活クラブ事業連合生活協同組合連合会は11月18日、組合員が注文した食品を地域で連携しているフードバンク団体等を通じて、食の支援を必要としている方に届く新しいフードバンクのシステム「おふくわけ」の第2弾を開始する。
「おふくわけ」は、6月から8つの地域の生活クラブで実験的に始まった取り組み。組合員がほかの品物と同じように生活クラブへ注文すると、各地域で連携しているフードバンク団体等を通じて、食の支援が必要な人に届けられる。組合員がいつも食べている生活クラブのお米を、必要とする人に「おすそわけ」できる仕組みとなる。
第2弾は、食支援を必要とする人のお米の需要が大きいことを受け、お米にしぼり「おふくわけ米」を対象に実施。第1弾に引き続き提携生産者である全農パールライスと全農グループの協力により、その輸送網を活用して直送する。
長引く経済の低迷などにより、毎日の食事を満足にとることができず困っている人が増えていることから、生活クラブは組合員、生産者とともに、地域ごとにフードバンクの活動を続けてきた。従来のフードバンクは家庭にある食材を寄付するほか、農家の規格外品や食品製造企業の未利用品などの食品ロスを有効活用している。一方、生活クラブは、組合員の注文にもとづき生産者が計画を立てて生産し、組合員が利用する「予約共同購入」のため、食品ロスがほとんど発生しない。そこで、組合員と提携生産者のプロジェクトメンバーで協議し、組合員が注文することでフードバンクの支援に参加ができる「おふくわけ」をはじめた。
6月に実施した第1弾では、合計1万945口の注文があり、パックご飯・ツナ缶・フリーズドライスープのセットが4644セット、お米は6301kg(約1260袋分)を、必要としている人々へ届けた。
重要な記事
最新の記事
-
米の作況指数の公表廃止 実態にあった収量把握へ 小泉農相表明2025年6月16日
-
【農協時論】米騒動の始末 "瑞穂の国"守る情報発信不可欠 今尾和實・協同組合懇話会委員(前代表)2025年6月16日
-
全農 備蓄米 出荷済み16万5000t 進度率56%2025年6月16日
-
「農村破壊の政治、転換を」 新潟で「百姓一揆」デモ 雨ついて農家ら220人2025年6月16日
-
つながる!消費者と生産者 7月21日、浜松で「令和の百姓一揆」 トラクターで行進2025年6月16日
-
【人事異動】農水省(6月16日付)2025年6月16日
-
3-R循環野菜、広島県産野菜のマルシェでプレゼント 第3回ひろしまの旬を楽しむ野菜市~ベジミル測定~ JA全農ひろしま2025年6月16日
-
秋田県産青果物をPRする令和7年度「あきたフレッシュ大使」3人が決定 JA全農あきた2025年6月16日
-
JA全農ひろしまと広島大学の共同研究 田植え直後のメタンガス排出量調査を実施2025年6月16日
-
生協ひろしま×JA全農ひろしま 協働の米づくり活動、三原市高坂町で田植え2025年6月16日
-
JA職員のフードドライブ活動で(一社)フードバンクあきたに寄贈 JA全農あきた2025年6月16日
-
【地域を診る】「平成の大合併」の傷跡深く 過疎化進み自治体弱体化 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年6月16日
-
いちじく「博多とよみつひめ」特別価格で予約受付中 JAタウン2025年6月16日
-
日本生協連とコープ共済連がともに初の女性トップ、新井新会長と笹川新理事長を選任2025年6月16日
-
【役員人事】日本コープ共済生活協同組合連合会 新理事長に笹川博子氏(6月13日付)2025年6月16日
-
【役員人事】2027年国際園芸博覧会協会 新会長に筒井義信氏(6月18日付)2025年6月16日
-
農業分野で世界初のJCMクレジット発行へ前進 ヤンマー2025年6月16日
-
(一社)日本植物防疫協会 第14回総会開く2025年6月16日
-
農業にインパクト投資を アンドパブリックと実証実験で提携 AGRIST2025年6月16日
-
鳥取・道の駅ほうじょう「2025大大大スイカフェスティバル」22日まで開催中2025年6月16日