農産業特化の人材サービス新会社「やさいジョブ」本格スタート 農業総合研究所2025年3月14日
全国の都市部を中心としたスーパーマーケットで「農家の直売所」を運営する株式会社農業総合研究所は、農産業専門の人材サービス会社・やさいジョブがこのほど事業を本格開始したことを発表。正式就業前の「お試し勤務」でミスマッチを防止するなど、求職者と生産者・企業の双方に寄り添いながら、農業業界の新しい人材活躍モデルの形を提案する
農業業界では人手不足が深刻化し、特に未経験者の採用・定着が課題となっている。やさいジョブは、農産業に特化し、就業を希望する求職者と、採用を希望する生産者や企業の双方に伴走し、人材を紹介するだけでなく、採用後の活躍・定着まで総合的に支援。対象業種は生産現場だけでなく、加工・流通・小売と農産業に幅広く関連する。
定着支援のための独自施策として、正式な就業前に実施する「お試し勤務」を提供。農産業は、求職者の事前のイメージと現実とのギャップに由来するミスマッチが起こりやすいことから、正式採用前に1~2週間のトライアル勤務期間を設けることで、求職者・企業双方が適性を確認できる仕組みで、早期離職のリスク軽減を実現する。また、就業後もキャリアコンサルタント(国家資格保持者)による定期面談や育成プランの作成支援、生産者・企業の受入れ体制整備支援(採用計画の策定・補助金活用支援)を通じ、定着を図る。
現在、「やさいジョブ」登録求職者は約300人、生産者・企業20以上が導入。特に、事業拡大や後継者確保を見据えた企業からの引き合いが増えている。やさいジョブに登録する求職者の特徴として、40代を中心に、20〜60代と幅広い層が登録しており、特に、都市部から地方への移住を希望する層が多く、未経験でも農業に長期的に関わりたいという意欲を持つ人材が増えている。
一方で、企業側も単なる労働力確保ではなく、事業拡大のための右腕人材や後継者候補としての採用を考えているケースが多いのが特徴。求職者・企業双方の希望を踏まえた最適なマッチングを実現するため、やさいジョブでは徹底した面談を実施し、相性を重視した採用支援を行っている。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ミニトマトに「トマト立枯病」県内で初めて確認 長崎県2025年6月18日
-
米の相対取引価格 過去最高を更新 60kg2万7649円2025年6月18日
-
農協運動の仲間達が贈る 第46回農協人文化賞 表彰式と懇親会を7月4日に開催2025年6月18日
-
【農協人文化賞特別講演】作家 梯久美子氏 7月4日に講演『アンパンマンはなぜ生まれたか~「食」と「いのち」の哲学~』2025年6月18日
-
小泉農相と経団連懇談 農機もレンタルやリースが当たり前に 農地所有の要件緩和も検討2025年6月18日
-
【'25新組合長に聞く】JA中春別(北海道) 西川寛稔氏(6/3就任) 土を作ってきた営みひきついで2025年6月18日
-
【'25新組合長に聞く】JA鹿児島みらい(鹿児島) 井手上貢氏(5/27就任) 地域との共生、訪問と対話から2025年6月18日
-
調子にノリノリシンジロウ 【小松泰信・地方の眼力】2025年6月18日
-
【JA人事】JA木野(北海道)黒田浩光組合長を再任(6月9日)2025年6月18日
-
米流通 7万事業者すべて在庫を確認 農水省2025年6月18日
-
中山間直払い制度 第5期評価 早急に修正を 第三者委有志が声明2025年6月18日
-
【稲作農家の声】記事まとめ2025年6月18日
-
【機構改革・役員人事】クボタ(7月1日付)2025年6月18日
-
ヤマト運輸の集荷代行 2JAがサクランボとキュウリからスタート JA全農山形2025年6月18日
-
残してほしい水泳授業【消費者の目・花ちゃん】2025年6月18日
-
藤原紀香の『ゆる飲み』淡路島でたまねぎ収穫 日本酒で堪能 JAタウン2025年6月18日
-
箱根西麓の夏野菜が集結「夏野菜フェス」三島スカイウォークで開催 JAふじ伊豆2025年6月18日
-
カーリング日本代表 小泉聡選手と吉村紗也香選手 JAビルへ活動報告2025年6月18日
-
不揃いハーブ活用「フレッシュハーブティーレモングラス&ミント」新発売 エスビー食品2025年6月18日
-
ひろしまは美味しさの宝庫「OK!!広島(おいしいけぇ、ひろしま)」始動 広島県2025年6月18日