耕作放棄地を解消する「えごまプロジェクト」の寄付開始 長野県南木曽町と「さとふる」2025年4月2日
長野県南木曽町とふるさと納税ポータルサイト「さとふる」を運営するさとふる(東京、藤井 宏明社長兼CEO)は4月1日から、「さとふるクラウドファンディング」で「耕作放棄地を解消し地域活性化 えごまプロジェクト」の寄付受け付けを開始した。
えごまの生産風景
耕作放棄地を活用して「えごま」栽培を拡大し、新たな町の特産品創出のための寄付だ。クラウドファンディング型ふるさと納税を活用し、80万円を目標に寄付を募集している。寄付金は「えごま水洗機」の購入を予定している。寄付金額1万5000円以上の返礼品は「南木曽産えごま油」生しぼり110mlの2本セット。
返礼品の「南木曽産えごま油」(イメージ)
南木曽町は94%が森林で、かつて栄えた林業が衰退し、新たな産業も浸透せず、人口は減少の一途。農業者も減少して耕作放棄地が増加傾向にある。その耕作放棄地を少しでも解消するため「えごま」栽培を広める取り組みを進めている。
えごま栽培は種蒔きから刈り取り、脱穀後の水洗いや乾燥まで手作業。数年前に搾油機を導入し、えごま油を生産できるようになった。えごま油はオメガ3脂肪酸が多く含まれ血流の流れをスムーズにする効果があると言われる。地元産味噌を使用した「えごま焼肉だれ」も開発・販売しており「えごま水洗機」導入で生産量を増やし、町の特産品としたい考えだ。
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