国産オーガニック給食の実現へ 三者協定を締結 コープ自然派兵庫2025年5月23日
生活協同組合コープ自然派兵庫は5月16日、株式会社泉平(兵庫県姫路市)、(一社)日本有機加工食品コンソーシアム(兵庫県神戸市)と『部会の協働実施に関わる協定書』を締結。今後は、オーガニック給食を推進するための生産・加工・流通プラットフォームを構築するとともに、オーガニックの取組みを推進したい自治体と消費者、生産者との地域連携を図る。
三者協定を締結した生活協同組合コープ自然派兵庫の横川誠也専務理事(左)、
泉平の泉周作社長(中央)、有機加工食品コンソーシアムの佐伯昌昭代表理事
取り組みでは、西日本を中心に学校給食の食材提案から仕入・納入まで一貫して手がける泉平が提案から流通を担う。また、国産有機加工食品の生産と市場展開プラットフォームである日本有機加工食品コンソーシアムが原料と食材の調達を担う。
双方が産地情報と学校給食のニーズを共有し、国産オーガニック加工食材の開発を進め、オーガニック給食導入を求める消費者活動や地域連携による食育を生活協同組合コープ自然派兵庫が担うことで、国産オーガニック給食の実現に向け協業する。
オーガニック給食導入を推進する背景
コープ自然派は「食と農と環境は一体」と考え、食の安心・安全を求める活動に取り組み、食料自給率38%問題や、環境汚染・気候変動の要因が、相互に関係しあう複合的な問題と捉えている。
一方、学校給食における一食あたりの予算は地域行政によって異なり、平均金額は一食あたり約242.9円。給食は子どもたちが平等に食事をすることができる大切な一食であり、社会全体で子どもを育てていくためにも、学校給食における予算を確保していく動きが必要となる。
子どもたちを社会全体で育み、さらに未来の地球環境、食を守るために公共調達で国産オーガニック食材を導入することは、課題解決の1つになる。コープ自然派では、公共調達による国産オーガニック野菜の需要や、オーガニック食材の需要を生む大規模マーケットが誕生することで、国内での有機農業活性化、田畑の拡大へと繋がり、さらに国内の食料自給率向上、農家の暮らし、地球環境、食を守ることに繋がると考えている。
重要な記事
最新の記事
-
「節水型乾田直播」は収量安定化が不可欠 超党派「農業の未来を創造する議員連盟」が農水省・農研機構からヒヤリング(1)2025年11月11日 -
コメ加工食品業界の原料米問題にスポットを当てた講演会開催【熊野孝文・米マーケット情報】2025年11月11日 -
栃木県「とちぎ和牛」など約30点を送料負担なしで販売中 JAタウン2025年11月11日 -
新生活応援「お米5kgプレゼントキャンペーン」実施 ジェイエーアメニティーハウス2025年11月11日 -
スマート農機を体験 「乾田直播」の講演も 「アグリフェスタ2025」 JAグループ兵庫&クボタ2025年11月11日 -
「発酵」を特集『農研機構技報』第18号を刊行 農研機構2025年11月11日 -
【人事異動】クボタ(1月1日付)2025年11月11日 -
売上高21.9%増 2026年3月期第2四半期決算 日本農薬2025年11月11日 -
第76回全国植樹祭えひめ2026協賛 土壌改良剤「くらげチップ」で「森のCSV」 マルトモ2025年11月11日 -
北海道・帯広農業高校で「AIRSTAGE農業産業フェスタ2025」開催2025年11月11日 -
新型農業ドローン「AgrasT70P」「AgrasT25P」日本で発売 DJI Agriculture2025年11月11日 -
食べて福、あげて笑い。「#福と笑いの贈り物キャンペーン」開始 福島県2025年11月11日 -
障がい者が丹精して育てた「福バナナ」好評販売中 大阪府高槻市2025年11月11日 -
発酵×テクノロジー アグリビジネスの未来を切り拓くオンラインセミナー開催2025年11月11日 -
能登の復旧・復興へ「のともっとMARCHETOKYO」開催 石川県2025年11月11日 -
日本発の新野菜「カリフローレ」キリンシティのメニューに登場 トキタ種苗2025年11月11日 -
鳥インフル 米国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年11月11日 -
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年11月11日 -
銚子発「アフロきゃべつ餃子」など『FOOD SHIFTセレクション』で入賞 くるくるやっほー2025年11月11日 -
食品ロス削減「半額以下のおトクな商品セット」数量限定で販売 ファミリーマート2025年11月11日


































