ラムサール湿地で感じる生物多様性 涸沼で生き物観察開催 パルシステム茨城 栃木2025年7月24日
生活協同組合パルシステム茨城 栃木は7月26日、生き物観察会を涸沼自然公園(茨城町)で開催。利用者家族や職員約50人が、ラムサール条約登録の湿地で暮らす多様な生き物を観察し、環境を守る大切さを体感する。
2024年度の生き物観察会
観察会を開催する涸沼は、海水と淡水が混ざり合う環境から、希少な生き物が多数生息する湖沼として親しまれている。茨城町指定天然記念物のヒヌマイトトンボをはじめ、ニホンウナギやクロベンケイガニ、トウキョウダルマガエルなど、多様な生き物を見つけられ、昨年の観察会では、絶滅が危惧される希少種から外来種まで20種類近くの生き物を見つけた。

涸沼は2015年、水鳥が生息地する国際的に重要な湿地としてラムサール条約に登録された。条約では、地域が一体となって自然環境の保全を図り、持続的な資源利用と観察を継続することが求められる。
年2回の観察会は条約に則り、自然豊かな涸沼の生態系や環境を学び、次世代に残せるよう環境保全への理解を広げるため開催。これらの継続した活動が認められ、パルシステム茨城 栃木は2022年、クリーンアップひぬまネットワークから「水質浄化活動功労者」として表彰されている。
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