「世界の食料安全保障と栄養の現状:2025年報告」発表 FAO2025年7月25日
国際連合食糧農業機関(FAO) 駐日連絡事務所は8月1日、「世界の食料安全保障と栄養の現状:2025年報告」発表イベントをオンラインで開催する。
「世界の食料安全保障と栄養の現状(SOFI)」は、国連食糧農業機関(FAO)、国際農業開発基金(IFAD)、国連児童基金(UNICEF)、国連世界食糧計画(WFP)、世界保健機関(WHO)の5つの国連機関が共同で作成する主要な年次報告書。毎年、世界の飢餓の撲滅、食料安全保障の達成、栄養の改善に向けた進捗状況をモニタリング・分析しており、持続可能な開発のための2030アジェンダに掲げられたSDGsのターゲット2.1および2.2の達成に向けた、主要な課題について詳細に分析している。
2025年版報告書のテーマは、「食料安全保障と栄養のための高騰する食料価格インフレへの対応」。同報告書では、2030年までに飢餓、食料不安、栄養不良をなくすという持続可能な開発目標(SDGs)2.1および2.2の達成に向けて、食料価格の上昇がもたらす課題を分析する。
さらに、近年の食料インフレの要因や、それが食料安全保障や栄養に及ぼす影響とこれらの影響を防ぎ、緩和するために必要な政策対応についても取り上げる。
7月22日には、米ニューヨークで開かれる「持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム(HLPF)」に合わせて、2025年本報告書に関する特別イベントが開催。さらに、7月28日には、エチオピア・アディスアベバで開催される「国連食料システムサミットのストックテイク会合(UNFSS+4)」で、報告書全文が発表される。
日本では、8月1日にオンラインで日英両言語での発表イベントを開催する。
◎「世界の食料安全保障と栄養の現状:2025年報告」開催概要
日時:8月1日 16:00~17:30
形式:オンライン(Zoom ウェビナー)
言語:日本語・英語(同時通訳)
【プログラム】
司会・進行: FAO 駐日連絡事務所所長 日比絵里子氏
16:00 開会挨拶
外務省、農林水産省
16:10 「世界の食料安全保障と栄養の現状:2025年報告」解説
国際連合食糧農業機関 (FAO)チーフエコノミスト マッシモ・トレロ氏
16:30 共同発行機関からの報告
国連世界食糧計画 (WFP) 日本事務所代表 津村康博氏
国際農業開発基金 (IFAD) 開発効果局長 カローラ・アルバレズ氏
国連児童基金 (UNICEF) 東京事務所代表 サウル・ゲレロ・オテイサ氏
世界保健機関 (WHO)(調整中)
17:10 質疑応答
17:25 閉会挨拶
FAO駐日連絡事務所所長 日比絵里子氏
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