果肉が桃色のリンゴ「ローズパール」 農研機構2014年1月27日
農研機構果樹研究所は桃色の果肉が特徴のリンゴ新品種「ローズパール」を開発した。加工から生食まで幅広く利用できるため「リンゴの需要拡大が期待できる」としている。
「ローズパール」はほどよい酸味をもつ中生品種。一般的なリンゴには含まれていないアントシアニンを含んでいるため、果肉が桃色になるのが最大の特徴だ。果肉、果汁とも桃色なので、特徴あるジュースやジャムなどをつくることができる。
近年、リンゴの加工品をつくる際、リンゴの特徴である赤色を活かしたいというニーズが高まっており、ローズパールはそれに応える新品種といえる。
開花盛期は5月中旬で収穫盛期は10月下旬と、加工用の「紅玉」とほぼ同じ。従来品種に準じた防除で、斑点落葉病を防ぐことができ、果面のさび、心かびもほとんど発生しない。
1月8日に品種登録の出願が公表。26年秋季より苗木が販売される予定。
品種についての問い合わせは、農研機構果樹研究所企画管理部運営チーム(TEL:029-838-6443)まで。
(写真)
果肉が鮮やかな桃色の「ローズパール」
(関連記事)
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