下水処理の熱エネルギーをトマト栽培に活用2015年4月28日
次世代施設園芸
農林水産省は4月24日、次世代施設園芸導入加速化支援事業の新規採択地区を決定し公表した。
これまでに9施設が採択されており、今回は新たに愛知県豊橋市の拠点が支援対象に選ばれた。場所は豊橋市にある豊川浄化センター。3.6haの2棟のハウスでミニトマトの長期多段栽培、契約栽培に応じた選果・パッキングを行う集出荷施設も整備する。
下水処理場の放流水などの熱エネルギーを活用し、化石燃料使用量を3割以上削減する。炭酸ガス供給や根域環境制御などで最適な生育環境を生みだし10aあたり21tの高単収と安定生産もめざす。民間企業、生産者、行政、JAと契約販売先でコンソーシアム(共同事業体)を構成、市場調査やそれに応じて新品種栽培なども展開する。
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