【注意報】りんごに黒星病 県下全域で多発のおそれ 岩手県2023年4月3日
岩手県病害虫防除所は3月31日、りんごに黒星病の発生が県下全域で多発するおそれがあるとして、令和5年病害虫発生予察注意報第3号を発令した。
早期感染による病徴。
果そう葉の葉裏病斑(左)と、がく片感染による幼果の病斑(写真提供:岩手県病害虫防除所)
同病の前年発生量は平年よりやや多く、今年の伝染源密度は高いと考えられる。「ふじ」の発芽日は県平均で3月22日(平年4月5日)で、りんごの生育は大幅に進んでいる。仙台管区気象台が3月30日に発表した向こう1か月の予報によると、気温は平年より高く、花蕾着色期から早期に感染が起こりやすい状況にある。
果実病斑(写真提供:岩手県病害虫防除所)
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇重点防除時期である「花蕾着色期」と「開花直前」にDMI剤やカナメフロアブル、ミギワ20フロアブルを散布する。なお、これらの剤は降雨直後に散布すると効果的。
〇散布ムラが無いように十分量を丁寧に散布する。
〇耐性菌の発達を防ぐため、落花期以降は黒星病を対象としたDMI剤やSDHI剤の使用を避ける。
〇苗木及び未結果樹も成木と同様に防除を徹底する。
〇発病葉や発病果は二次伝染源となるため、速やかに摘み取って園地外へ持ち出し、地中に埋没させるなどして処分する。
重要な記事
最新の記事
-
ギンナン・銀杏・公孫樹【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第366回2025年11月27日 -
スーパーの米価 3週ぶりに低下 5kg4260円2025年11月27日 -
チョットで済まない「チャットGPT」【小松泰信・地方の眼力】2025年11月26日 -
鴨川メガソーラー問題 「谷埋め盛土」に崩落の恐れ 専門家が学習会で指摘2025年11月26日 -
【TAC・出向く活動パワーアップ大会2025】部門間連携で担い手支援 JA部門全農会長賞 JA秋田なまはげ2025年11月26日 -
甘味資源作物は食料安保の基幹 生産意欲持てる対策を 主産道県が集会2025年11月26日 -
鹿児島黒牛、安納芋、うなぎ 鹿児島の味「ふるさと便」で販売中 JAタウン2025年11月26日 -
愛媛県産オリジナル品種かんきつ「紅まどんな」販売中 JAタウン2025年11月26日 -
ルーマニアで戦う卓球日本代表選手を「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年11月26日 -
「岐阜県産 和牛とお米のフェア」12月1日から開催 JA全農2025年11月26日 -
株式会社ISEKI M&D(松山)周辺の清掃活動行う 井関農機2025年11月26日 -
COP30で気候変動と持続可能な農業に関する共同声明を発表 井関農機2025年11月26日 -
レベニューシェア方式で「ミニ白菜」静岡で販売 農業総研2025年11月26日 -
AIとICP分析の融合による次世代型土壌診断技術を開発 国際農研2025年11月26日 -
鳥インフル 米国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年11月26日 -
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年11月26日 -
愛媛・宇和島 CORLEO FARM産「コル'マドンナ」のケーキを販売 カフェコムサ2025年11月26日 -
邑久町漁協と「第6回産直会議」環境省「自然共生サイト」日本最大級の登録申請を確認 パルシステム2025年11月26日 -
北海道オホーツクの農作物をSAF原料に活用 中高校生向け探究学習プログラム実施 東京農業大学2025年11月26日 -
日本生協連「UCDAアワード2025」企業総合賞と専門家賞2商品を同時受賞2025年11月26日


































