【注意報】ウメ、モモ、などに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 和歌山県2024年4月25日
和歌山県農作物病害虫防除所は、ウメ、モモ、スモモ、カキ、カンキツに果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ)が県内全域で多発のおそれがあるとして、4月25日に令和6年度病害虫発生予察注意報第1号を発令した。
和歌山県農作物病害虫防除所は、チャバネアオカメムシについて3月28日付けで令和5年度病害虫防除技術情報(第4号)を発表。その後も、チャバネアオカメムシを含む果樹カメムシ類の多発傾向が続いている。



紀の川市粉河の予察灯における4月1日~20日の誘殺数はチャバネアオカメムシが13頭(平年1.3頭)、ツヤアオカメムシが23頭(同2.1頭)(表1)。有田川町奥の予察灯における4月1日~20日の誘殺数はチャバネアオカメムシが25頭(平年0.9頭)、ツヤアオカメムシが51頭(同1.2頭(表2)。また、みなべ町東本庄の予察灯における4月1日~20日の誘殺数はチャバネアオカメムシが5頭(平年1.4頭)、ツヤアオカメムシが150頭(同220頭)だった(表3)。
気象庁が4月18日付で発表した1か月予報(4/20~5/19)では、近畿地方の平均気温は高い確率が80%で、果樹カメムシ類の飛来が急増すると予想される。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇果樹カメムシ類の飛来量はほ場間差が大きいため、ほ場内での発生及び被害状況を観察し、防除は発生に応じて早めに行う。
〇山林に隣接するほ場はカメムシ類の飛来時期が早いため、ほ場内での発生状況を観察して早めに防除する。ウメでは被害の品種間差が大きく、小梅類等の収穫の早い品種で集中して加害される傾向があるため、特に注意が必要。カンキツでは蕾、花が加害されるため、被害状況を観察して防除する。
〇今後の発生動向については、農林水産部鳥獣害対策課のウェブページ内農作物病害虫防除所の果樹カメムシ情報や各地域の振興局、JA等の情報を参考にする。
〇防除薬剤は最新の登録情報(農林水産省農薬登録情報提供システム)を参照し、適正に使用する。
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