香川県善通寺市と開発 はだか麦の新品種「善通寺2024」出願公表 農研機構2025年4月22日
香川県善通寺市と農研機構は、機能性成分を豊富に含む新品種「善通寺2024」を育成し共同で品種登録を出願。はだか麦の新品種「善通寺2024」として農林水産省が3月5日に出願公表(出願番号:第37659号)した。
「ダイシモチ」と同じ紫粒の「善通寺2024」
善通寺市は、紫粒のもち性はだか麦品種「ダイシモチ」の普及促進に取り組み、1997年から始まった作付けは現在、約50ヘクタールまで拡大。収穫物は「讃岐もち麦ダイシモチ」の商標で販売され、ふるさと納税の返礼としても人気が高く、同市の特産作物として定着している。
「ダイシモチ」との比較
善通寺市は、はだか麦のさらなる生産・普及促進のため、農研機構と共同で2021年度から新たな品種開発に取り組み、「ダイシモチ」と同様の紫粒で、かつ機能性成分を豊富に含む新品種「善通寺2024」を育成した。「善通寺2024」は「ダイシモチ」と比較しβ-グルカン含有量が約2倍、GABA含有量が約5倍と優れた成分特性を持つ。
同市は今後、もちもちとして食感がよく商材として実績がある「ダイシモチ」と機能性成分を豊富に持つ「善通寺2024」を両輪として生産・普及に取り組む。新品種は、5月頃に市内圃場で試験栽培物を収穫。新品種のネーミング(愛称)を6月末~11月の予定で募集・決定する。
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