ジプソフィラ「ジプシー」に待望の白色 サカタのタネ2013年1月23日
サカタのタネはジプソフィラ(カスミソウ)の「ジプシー」シリーズに待望の白色品種「ジプシー ホワイト」を追加する。2月4日から生産者向けに種子の販売を始める。
「ジプシー」シリーズは、草丈25?30cmのわい性品種で株元からの分枝が多く、6?8mmほどの小さな花が株全体を覆うようにドーム状に長期間咲き続ける姿が特徴だ。切り花、鉢、花壇、コンテナ、ハンギングなどさまざまな用途で使えると人気が高い。また、生産者にとっても比較的栽培しやすく、播種から出荷まで約3か月と短いため高い利益率が望めるといったメリットもある。
同シリーズはこれまで「ディープローズ」と「ピンク」のピンク系2色しかなく、白色系は草姿がコンパクトにまとまりにくいなどの課題があったが、同社のデンマーク農場が8年かけて「ホワイト」を育成した。
販売にさきがけて欧州花き種苗審査会フロロセレクトに昨年出品したところ、「花壇の縁取りやハンギングバスケットなど幅広く使える」、「花つきがとてもいい」、「一斉出荷に対応できる、草姿のばらつきがない」などの評価を得て、新規性とそろいの良さを評価する「ノベルティー」に選ばれた。
同社は白色という特性を生かし、既存の2色との組み合わせだけでなくパンジー、ビオラ、キンギョソウなど他の花きとも組み合わせて販売を推進していく方針で、3色合計で2013年売上げ1000万円、3年後は2000万円を目標としている。
税込希望小売価格はマルチペレットシードが1万2600円、ノーマルシードが1575円(ともに1袋1000粒入り)。全国の種苗店やJAなどを通じて販売する。
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