現在の大型精米工場では、一般の食品工場と同等レベルの衛生管理が求められている。そのため、最大の問題となる原料玄米の塵埃は、精米工場に搬入される前に、ほぼ完全に除去することが必要となる。
　それを実現する塵埃除去・異物選別性能を持ち、さらには多品種少量生産に対応できるのが「トーヨー粗撰機FX-30D」。残粒がなく、原料米の投入が迅速に行えて、１時間当りの処理能力を従来機より30%向上。しかもコンパクト化して省スペース・省エネまで実現した最新鋭機種だ。
　FX-30Dには次のような特長がある。
（1）抜群の選別機能
　3.2mmの丸長穴アミで、原料玄米から、石・鉄片・夾雑物（糸屑、ワラ、ヒモまど）を確実に選別する。
（2）高度な塵埃除去機能
　玄米に付着している微細な糠ホコリまで除去、さらに2.5mmの丸穴アミで小異物も同時選別。
（3）超コンパクトな設計と省エネ化
　本体寸法は640mm（W)×2375mm（D)×1160mm（H)で、同等の処理能力を持つ他機種と比べ、非常にコンパクトな設計。また動力も従来のままで、処理能力が30%向上したことにより、更なる省エネ化も実現（本機モーター2.2kW、集塵機1.5kW）した。
（4）コンタミ化
　ロットごとに機内掃除を必要としない安心構造。わずか数十秒で、機内の残米処理を実現。
（5）構造がシンプル
　本機からの粉塵がほとんど発生せず、清掃やメンテナンスが簡単になり、衛生的な工場管理が可能となった。
　同機は今年３月に、ホクレンのパールライス工場に２基が導入され、ホクレンが目指す衛生的な精米工場運営に貢献している。
　トーヨー粗撰機FX-30Dの価格は985万円（税別）。
　本件に関する問い合わせは、東洋ライス（株）企画広報部　TEL：073-471-3011まで。
（写真）粗撰機FX-30D、選別除去された異物

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