国産高品質の「やぶ医者にんにく」本格出荷 ヤンマー2016年7月8日
ヤンマー(株)(本社:大阪市、山岡健人社長)は、農業における国家戦略特区の兵庫県養父市で「にんにく産地化プロジェクト」に独自で取組んでいる。このたび同プロジェクトの参加メンバーが生産した国産ブランドにんにくである「やぶ医者にんにく」の本格出荷を、2016年6月より開始した。
このプロジェクトでは、耕作放棄地の再生や水田転作などによる、中山間地での農業活性化に取組んでいる。
同社は2012年に養父市に直営農場「ヤンマーファームやぶ農場」を設置し、主に水田転作によるにんにくの栽培指導・ノウハウの提供を行い、地元企業や農家、自治体と協力しながら、国産ブランドにんにくの産地化を支援してきた。
2015年には、にんにくの産地化に取り組む生産者は、企業や個人など約20組、総作付け面積は養父市内で約4.6haとなった。
日本国内では、海外からの安価なにんにくの輸入量が減少している反面、国産にんにくの需要は増加傾向にある。
そこで同社は、このプロジェクトで栽培・収穫されたにんにくを、安心・安全な国産ブランドにんにく「やぶ医者にんにく」として、全国のスーパーや飲食店に向けて、業務用を中心に販売していく。
やぶ医者とは、名医を現す表現であったという。「やぶ医者にんにく」の名称の由来は、その昔、養父に住んでいた名医がいて、医者を志す多くの人がその弟子となったという故事と、にんにくの効能を取り合わせたものであるという。
今後同社は、本年度の本格出荷を皮切りに、養父市での栽培面積・収穫量・販路の拡大を目指すとともに、地域農業の活性化に向けた稼げるビジネスモデルを確立し、全国で農産物の産地化、6次産業化支援に取り組んでいくとしている。
(写真)国産ブランドにんにく「やぶ医者にんにく」
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