埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
埼玉県幸手市と三菱マヒンドラ農機は、2月13日に締結した有機米の産地づくりに向けた連携協定の一環として、幸手市で紙マルチ田植機の取り扱いに関する実演研修会を4月28日に実施した。
活性炭を配合した紙ロールの長さは一本170mで、約45日間雑草の発生を抑える
幸手市と三菱マヒンドラ農機は、地域農業の持続可能な発展に向けて有機米の産地づくりを推進している。
実演研修会には幸手市の木村純夫市長と埼玉県の技術普及担当者、有機栽培に取り組む生産者、JA、地域おこし協力隊など同市有機農業推進協議会の関係者らが参加。有機米を栽培する水田で実際に植付けを行いながら、ほ場管理のコツや安全で効率的な作業方法について学んだ。
幸手市は地産米ブランドの一層の強化を目指して有機米栽培を拡大することとしており、2025年は6経営体2.5ヘクタールで有機米の栽培を予定している。
初めての紙マルチ田植機を巧みに操縦する小谷さん
今回の取り組みで、先頭を切って紙マルチ田植機で自家のほ場2枚(51a)を植え付けた小谷雄太さんは「農業の5年先が見えない中で、有機に取り組みたくてもなかなか踏み出せない農家も多い。紙マルチ機の田植えは農薬を使わず、除草の時間も省けるので、人手のない農業にはアドバンテージになる。温暖化の影響などで生育環境は厳しくなるが、今後も米の品質をさらに高めていきたい」と意気込みを語った。
また、初めて紙マルチ田植機での田植えを体験した有機農業推進協議会副会長の杉谷直人さんは「普段使っている田植機に近い操作感で安心。ほ場の準備が重要ポイントになるので、ノウハウを共有しながら作業を進めたい」と話した。
視察した木村純夫市長は、「有機農業にもメリットとデメリットの両方あるだろうが、行政やJA、農機メーカーなどが生産者と協力してこれを継続できるかがポイント。『米の幸手』の総力を上げて育てていきたい」と継続的な取り組みに意欲を示した。
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