農業ハウスモニタリングサービス「健農くん」販売開始 セイコーインスツル2025年5月19日
セイコーインスツル(SII)は、ビニールハウス内の温湿度をリアルタイムで測定し、スマホで簡単にモニタリングできる新サービス「健農くん」を開発。5月中旬から販売を開始する。
ハウスの温湿度やアラート情報が一目でわかるスマホアプリ
ハウス栽培において温湿度の管理は、病害虫の発生予防や省エネの点からとても重要なもの。これまではハウス内に設置の温湿度計を農家自ら確認していたが、常にハウスに足を運ばなければならないことや、経験と勘を頼りに温湿度の管理を行っているため、作業を標準化できないことなどが課題だった。そこで、近年では、ハウス内にセンサーを設置し、スマホやタブレットでハウス内の温湿度をモニタリングするシステムの開発が進んでいる。
同社では、すでにシステムを導入している農家にヒアリングしたところ、「センサーの設置場所によって測定結果にムラがある」、「電源のある場所しか設置できない」、「ハウス外の温湿度をモニタリングしたいが防水仕様ではないので測定できない」といった不満の声が寄せられた。
そこで、独自開発の防塵防水仕様の温湿度センサーを利用した無線モニタリングシステムを開発。千葉、神奈川、群馬にある28の農業法人の協力のもと1年にわたる実証実験を経て、農家の様々な声を反映した農業ハウスモニタリングサービス「健農くん」を開発した。
利用イメージ
「健農くん」は、どんな場所でも手軽に温湿度センサーを設置可能で、スマホ一つで家からでも外出先からでもハウス内の温湿度をリアルタイムで確認できる。生産性を向上させるとともに、病害虫の発生防止や空調にかかる燃料代などのコストを削減し、ハウス農家を支援する。
月額1000円のリーズナブルな料金設定で、環境データモニタリング、病害虫リスクアラーム、ピンポイント天気予報、カスタマイズ可能なアクションメニューなどの機能を備えている。
健農くん基本セット
◎「健農くん」導入費用
<健農くん基本セット>
24万円(税別)(下記1~3の各1個セット)
※ビニールハウスの環境モニタリングを始めてみたい方の基本セット
<オプション>
・温湿度ノード(SW-42P1-1002)オープン価格
・CO2ノード(SW-4230-1100)オープン価格(防水ケースは別売り)
・照度ノード(SW-4210-1205)オープン価格
・ルータ(中継器)(SW-4100-1000)オープン価格
サービス開始時期:7月末から順次開始予定
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