JAL Agriport いちご農園にエステック製「100%紙製苗止めクリップ」採用2025年6月13日
株式会社エステック(埼玉県和光市)が製造するFSC認証紙製いちごの苗用クリップが、JAL Agriport株式会社が千葉県成田市で運営する農園で採用された。農業におけるプラスチックからの転換で環境負荷低減を実現する。

同製品は、これまでプラスチック製が一般的だったランナー固定資材を紙素材で代替する取り組みの一環で、持続可能な農業とESG経営の推進を目指すJAL Agriportとの共創によって実現。JALグループは2023年度からESG戦略を「価値創造・成長を実現する最上位の戦略」に位置づけ、環境負荷低減への取り組みを強化しており、JAL Agriportでも農業分野においてその姿勢を積極的に推進している。
エステックの「100%紙製苗止めクリップ」
エステックが提案したFSC認証紙を使用した紙製苗止めクリップは、土への差し込みや固定力など使い勝手に優れ、従来品と遜色がない点と生分解性の高さも評価され、今回の採用に至った。
現場での使用感についてJAL Agriporは、「紙製でも土への差し込みや固定力は従来のプラスチック製とほぼ変わらず、バラけない状態で納品されることで保管性も良好。また、プラスチックでは必要だった洗浄・消毒作業が不要となり、作業時間や人件費の削減にも繋がっている」とコメントしている。
土に差し込んだ紙製の苗止めクリップ
今回採用された紙製品は、国際的な森林認証制度である「FSC認証」を取得した紙を使用。エステックは製品だけでなく、製造工場としてもFSC認証を取得しており、製造工程全体で森林保全と資源循環に取り組んでいる。
JAL Agriportは食品安全や環境保全、労働安全など持続可能型の農業を実現するための取り組み「ASIA GAP認証」を受けており、FSC紙の導入はこの認証との親和性も高く、より持続可能な農業への後押しとなっている。
重要な記事
最新の記事
-
令和7年秋の叙勲 西沢耕一元JA石川県中央会会長ら93人が受章(農協関係)2025年11月3日 -
シンとんぼ(166)食料・農業・農村基本計画(8)農業の技術進歩が鈍化2025年11月1日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(83)テトラゾリルオキシム【防除学習帖】第322回2025年11月1日 -
農薬の正しい使い方(56)細菌病の防除タイミング【今さら聞けない営農情報】第322回2025年11月1日 -
酪農危機の打破に挑む 酪農家存続なくして酪農協なし 【広島県酪農協レポート・1】2025年10月31日 -
国産飼料でコスト削減 TMRと耕畜連携で 【広島県酪農協レポート・2】2025年10月31日 -
【北海道酪肉近大詰め】440万トンも基盤維持に課題、道東で相次ぐ工場増設2025年10月31日 -
米の1等比率は77.0% 9月30日現在2025年10月31日 -
2025肥料年度春肥 高度化成は4.3%値上げ2025年10月31日 -
クマ対策で機動隊派遣 自治体への財政支援など政府に申し入れ 自民PT2025年10月31日 -
(459)断食:修行から管理とビジネスへ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月31日 -
石川佳純が国産食材使用の手作り弁当を披露 ランチ会で全農職員と交流2025年10月31日 -
秋の果実王 旬の柿を堪能 福岡県産「太秋・富有柿フェア」開催 JA全農2025年10月31日 -
「和歌山県産みかんフェア」全農直営飲食店舗で開催 JA全農2025年10月31日 -
カゴメ、旭化成とコラボ「秋はスープで野菜をとろう!Xキャンペーン」実施 JA全農2025年10月31日 -
食べて知って東北応援「東北六県絆米セット」プレゼント JAタウン2025年10月31日 -
11月28、29日に農機フェアを開催 実演・特価品販売コーナーを新設 JAグループ岡山2025年10月31日 -
組合員・利用者に安心と満足の提供を 共済事務インストラクター全国交流集会を開催 JA共済連2025年10月31日 -
JA全農と共同開発 オリジナル製菓・製パン用米粉「笑みたわわ」新発売 富澤商店2025年10月31日 -
【スマート農業の風】(20)GAP管理や農家の出荷管理も絡めて活用2025年10月31日


































