トマト実証栽培施設を設置 JA全農2014年7月29日
JA全農は栃木県栃木市で高機能園芸施設を用いたトマトの安定・多収栽培技術の実証栽培を介意した。
この実証施設は、日本トップレベルのトマト栽培技術をもつ生産者であるサンフォーム・オオヤマ(有)(栃木県)の大山寛会長と連携し、地元のJAしもつけおよびトマト生産部会の協力を得て、トマトの安定・多収栽培技術の実証・普及に向けたマニュアル作りに取り組むもの。
そのことで、安定した収益が見込める営農モデルの確立と優れた栽培技術・資材を担い手に提案し、生産者の手取り最大化と地域振興をはかっていきたいとJA全農では考えている。
この施設では、高軒高(5m)のハウス、ヒートポンプ、細霧冷房装置、二酸化炭素ガス施用、温湿度管理による栽培環境の改善をはかり、大山氏の栽培技術を活かして、土耕栽培による国内最高水準の収量40t/10aを目標に実証栽培を行う。
作型としては、優良な土壌の物理性や化学性を活かした土耕栽培と、ハイワイヤー誘引による長期多段取り(8月定植、9月から翌年7月収穫)、最適な品種選定などを組合わせた日本型トマト多収栽培技術をめざしていく。
また、実証を通じて、栽培管理方法の数値化・標準化に取組み、ICTクラウドを活用した栽培環境データ、栽培管理・出荷実績データの蓄積・分析を行い、将来的には、それらを活用して、全国の担い手への情報提供や研修対応(施設稼働1年後を予定)を計画している。
※参照記事は「特集:元気な産地づくりと販売力強化 安田全農生産資材部長インタビュー」
(関連記事)
・「広がれ"弁当の日"」 JA全農が親子料理教室(2014.07.29)
・【JA全農がめざすもの】第2回生産資材事業の重点課題 安田忠孝・生産資材部長インタビュー(2014.07.25)
・ごはんを食べる女性は健康 JA全農が調査(2014.07.18)
・農作物損傷2万ha超す 台風8号被害(2014.07.18)
・中国・瓮福の代表団来日 JAの系統事業を評価(2014.07.15)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(172)食料・農業・農村基本計画(14)新たなリスクへの対応2025年12月13日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(89)フタルイミド(求電子剤)【防除学習帖】第328回2025年12月13日 -
農薬の正しい使い方(62)除草剤の生態的選択性【今さら聞けない営農情報】第328回2025年12月13日 -
スーパーの米価 前週から14円下がり5kg4321円に 3週ぶりに価格低下2025年12月12日 -
【人事異動】JA全農(2026年2月1日付)2025年12月12日 -
新品種育成と普及 国が主導 法制化を検討2025年12月12日 -
「農作業安全表彰」を新設 農水省2025年12月12日 -
鈴木農相 今年の漢字は「苗」 その心は...2025年12月12日 -
米価急落へ「時限爆弾」 丸山島根県知事が警鐘 「コミットの必要」にも言及2025年12月12日 -
(465)「テロワール」と「テクノワール」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月12日 -
VR体験と牧場の音当てクイズで楽しく学ぶ「ファミマこども食堂」開催 JA全農2025年12月12日 -
いちご生産量日本一 栃木県産「とちあいか」無料試食イベント開催 JA全農とちぎ2025年12月12日 -
「いちごフェア」開催 先着1000人にクーポンをプレゼント JAタウン2025年12月12日 -
生協×JA連携開始「よりよい営農活動」で持続可能な農業を推進2025年12月12日 -
「GREEN×EXPO 2027交通円滑化推進会議」を設置 2027年国際園芸博覧会協会2025年12月12日 -
【組織改定・人事異動】デンカ(1月1日付)2025年12月12日 -
福島県トップブランド米「福、笑い」飲食店タイアップフェア 期間限定で開催中2025年12月12日 -
冬季限定「ふんわり米粉のシュトーレンパウンド」など販売開始 come×come2025年12月12日 -
宮城県酪初 ドローンを活用した暑熱対策事業を実施 デザミス2025年12月12日 -
なら近大農法で栽培「コープの農場のいちご」販売開始 ならコープ2025年12月12日


































