ミカン数量・価格とも減 12月の青果物市場2015年2月2日
農水省は1月30日、全国の主要卸売市場(※)の平成26年12月の青果物卸売市場調査結果を公表した(※主要卸売市場とは、全国の主要都市にある青果物卸売市場81市場・126卸売会社をさす)。
【野菜】
12月の野菜の卸売数量は69万7000tで、前月に比べ6%増、前年同月比でも4%増だった。
1kgあたりの平均卸売価格は213円で、前月比23%上がったが、前年同月比では9%低下した。
平年比では数量が1%多く、価格も4%高かった。全体の卸売価額は1485億円。
品目別では、ハクサイ、キュウリ、ピーマンを除く11品目で卸売数量が前年同月比を上回った。価格はキュウリ、ピーマン、サトイモ以外の11品目で前年同月比低下となった。
ハクサイは数量が7万9000tで前年同月比3%減、平年比1%減だったが、価格が41円で前年同月比41%低下、平年比でも18%低下していた。このほかの葉物野菜の価格は、キャベツが72円で前年同月比47%低下、ホウレンソウが501円で同11%低下、レタスが252円で同17%低下となった。
キュウリは数量が2万2000tで前年同月比9%減、平年比7%減、価格が488円で、前年同月比33%上昇、平年比でも18%上昇だった。

【果実】
果実の卸売数量は27万2000tで前年同月比1%減だが、前月比では15%増だった。このうち国産は23万2000t。
1kgあたりの平均卸売価格は304円で前月に比べ29%上がり、前年同月比でも2%上がった。平年比でも10%高かった。
全国の卸売価額は828億円。このうち国産は742億円だった。
ミカンは卸売数量が14万1000tで、年同月比7%減、平年比でも8%少なかったが、価格は200円で前年同月比8%低下、平年比でも1%安かった。ミカンの卸売数量は国産全体の約6割、卸売価額は281億円で約4割を占めている。
イチゴは数量1万1000t、価格1871円でいずれも前年同月比7%上がっていた。平年比では数量が4%少なく、価格は16%高かった。
輸入果実の数量は4万tで前年同月比5%少なかった。

(関連記事)
・農産物価格指数103.5 野菜が前月比39%アップ(15.01.30)
・年末年始の野菜価格、レタス高、ハクサイ安(2014.12.25)
・レタス作付面積280ha減 夏秋野菜の需給予測(2014.12.22)
・野菜「週1回以下」が1割以上 JC総研が調査(14.12.01)
・機能性野菜が充実 タキイ種苗が新品種説明会(2014.11.13)
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ピーマンにクリバネアザミウマ 県内で初めて確認 茨城県2025年12月4日 -
【特殊報】ナガエツルノゲイトウ 県内で初めて確認 群馬県2025年12月4日 -
【特殊報】カキ等の果樹にチュウゴクアミガサハゴロモ 県内で初めて確認 岐阜県2025年12月4日 -
【特殊報】トルコギキョウ斑点病 県内で初めて確認 秋田県2025年12月4日 -
【特殊報】クモヘリカメムシ 県内で初めて発生を確認 秋田県2025年12月4日 -
【注意報】マンゴーにハダニ類 宮古島で多発のおそれ 沖縄県2025年12月4日 -
「このままでは暴落」 神明社長、米生産者大会で 消費減退に懸念2025年12月4日 -
【肉とビールと箸休め ドイツ食農紀行】ドイツ人と白ご飯2025年12月4日 -
お正月の伝統花材「松・千両」の消費と生産が減っている【花づくりの現場から 宇田明】第74回2025年12月4日 -
囲炉裏・ストーブて焼いたギンナン【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第367回2025年12月4日 -
大人気小説「薬屋のひとりごと」とコラボ「日向夏」を販売中 JAタウン2025年12月4日 -
石川佳純の卓球教室「47都道府県サンクスツアー」鳥取県で開催 JA全農2025年12月4日 -
【2030年度北海道新酪肉近】「需給均衡拡大路線」を選択、カギ握る消費拡大2025年12月4日 -
新組合長に38歳の長野桃太氏が就任「村おこしの先を実践」馬路村農協2025年12月4日 -
農業経営計画策定支援システムの開発 スマート農業経営指標を公開 農研機構2025年12月4日 -
施設管理・警備子会社の株式をALSOKに譲渡 クボタ2025年12月4日 -
第3回「未来エッセイ2101」全13の受賞作品を発表 アグリフューチャージャパン2025年12月4日 -
「奈良のいちごフェア」8日から開催 ホテル日航奈良2025年12月4日 -
3拠点で収穫感謝祭 JA阿蘇2025年12月4日 -
東京農業大学 WEB版広報誌「新・実学ジャーナル 2025年12月号」発刊2025年12月4日


































