渋皮剥きやすい早生クリ「ぽろすけ」誕生2017年3月14日
農研機構は3月10日、早生ニホングリ新品種「ぽろすけ」を発表。「ぽろたん」と同じように渋皮が剥けやすいため「ぽろたん」の受粉樹としても適している。
「ぽろすけ」は、「ぽろたん」より1週間早く収穫できる。また「ぽろたん」とあわせて栽培することで、渋皮が?けやすいクリの収穫期間が拡大できる。
果実特性は1果平均重が「ぽろたん」(24.9g)に比べ3.9g少ない21.0gで、色は淡黄色。やや粉っぽい肉質で、甘みは「ぽろたん」の「やや多」に比べ、「中」。しかし、食味は「ぽろたん」とほぼ変わらないという。
クリは同じ品種の花粉だと実がつきにくい。そのため花粉用に別の品種を混ぜて植える必要があり、「ぽろすけ」「ぽろたん」で相互に受粉樹として利用できる。そのため渋皮が剥きやすいクリが安定して生産できる。
「ぽろすけ」の苗木は平成29年秋ごろから発売予定。
(写真)果実中心部に長さ約2cm、深さ3mmの傷をつけオーブントースターで7分加熱した様子(農研機構果樹茶業研究部門提供)
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】キュウリ黒点根腐病 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【特殊報】ウメ、モモ、スモモにモモヒメヨコバイ 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【注意報】トマト黄化葉巻病 冬春トマト栽培地域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
バイオマス発電使った大型植物工場行き詰まり 株式会社サラが民事再生 膨れるコスト、資金調達に課題2025年12月26日 -
農業予算250億円増 2兆2956億円 構造転換予算は倍増2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(1)2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(2)2025年12月26日 -
米卸「鳥取県食」に特別清算命令 競争激化に米価が追い打ち 負債6.5億円2025年12月26日 -
(467)戦略:テロワール化が全てではない...【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月26日 -
【スマート農業の風】(21)スマート農業を家族経営に生かす2025年12月26日 -
JAなめがたしおさい・バイウィルと連携協定を締結 JA三井リース2025年12月26日 -
「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業」採択 高野冷凍・工場の省エネ対策を支援 JA三井リース2025年12月26日 -
日本の農畜水産物を世界へ 投資先の輸出企業を紹介 アグリビジネス投資育成2025年12月26日 -
石垣島で「生産」と「消費」から窒素負荷を見える化 国際農研×農研機構2025年12月26日 -
【幹部人事および関係会社人事】井関農機(1月1日付)2025年12月26日 -
GREEN×EXPO 2027の「日本政府苑」協賛を募集 2027年国際園芸博覧会協会2025年12月26日 -
初の殿堂入り生産者誕生 産直アプリ「ポケットマルシェ」2025年生産者ランキングを発表2025年12月26日 -
災害時の食の備えを支援 新サイト「食の備え BOSAI」公開 コープこうべ2025年12月26日 -
直営7工場で2026年元日一斉休業を実施「働き方改革」を推進 サラダクラブ2025年12月26日


































