2018年、人気の花は?「フラワー・オブ・ザ・イヤーOTA」結果発表 大田花き2018年12月5日
花き卸売国内最大手の(株)大田花きは、今年流通した花きの中から買い手に高く評価された品種・生産者を選出した。
「フラワー・オブ・ザ・イヤーOTA」は、この1年で流通した全国の花きに輸入品を加えた約20万点におよぶ候補の中から厳選される。今年のトレンドは柔らかなラインと中小輪品種で、受賞品種にもその傾向が見られた。
表彰式は12月7日に東京・大田区の(株)大田花きせり室で午前6時50分から行われる。
各部門の受賞品種と受賞者は次の通り(敬称略)。
【最優秀賞】スプレーカーネーション 「あられ」
常陸野カーネーション組合(茨城県)
オリジナル品種。黄色い花弁の縁にほんのりとオレンジ色が載っているのが特徴。1本の茎への花付きも良く、スプレーカーネーションの中では輪サイズも大きいことから汎用性が高く、広いシーンで重宝されている。
【優秀賞】カラー 「サッポロ」
JA北いしかり当別花卉生産組合(北海道)
純白のままキープする点が高く評価された。出荷量をブライダルシーズンに増やし、市場のニーズに応えようという取り組みが今回の結果に結びついた。茎も長くて丈夫、小売り・冠婚葬祭問わず広く重宝されている。
【特別賞】フリージア 「ユーロスタイル(仕立ての方法)」
髙成園 髙舘雅実(埼玉県)
1本が60~70センチの草丈にもなり、枝分かれした複数の花茎があるのが特徴。ユーロスタイルは従来のフリージアの概念を変え、マーケットに風穴を開けた。また、茎がタテに伸びる草姿も今後のトレンドにマッチしていくものと思われ、将来の販売に期待が寄せられた。
【新商品奨励賞】スイートピー 「ブルーフレグランス(R)」
JA宮崎中央(宮崎県)
青系のスイートピーは新しく、マーケットに衝撃を与えた。花色は透明感があり、どんな色とも調和が取れる一方で、アクセントにもなる。幸せを呼ぶ青い花(something blue)の花材として、春の結婚式等に活躍しそうだ。甘いマスカットのような芳香も特徴的。
(関連記事)
・「受託拒否の禁止」維持を-政府・与党で卸売市場法議論(17.11.09)
・市場に群がる規制虫は駆除(17.11.08)
・資材価格の引き下げ実践【JAひまわり参事・竹内康浩氏】(17.04.05)
重要な記事
最新の記事
-
新品種から商品開発まで 米の新規需要広げる挑戦 農研機構とグリコ栄養食品2025年5月1日
-
米の販売数量 前年比で86.3%で減少傾向 価格高騰の影響か 3月末2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(1)耕種的防除を併用【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(2)農薬の残効顧慮も【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
備蓄米 小売業へ2592t販売 3月末の6倍 農水省2025年5月1日
-
イモ掘り、イモ拾いモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第338回2025年5月1日
-
地元木材で「香りの授業」、広島県府中明郷学園で開催 セントマティック2025年5月1日
-
大分ハウスみかんの出荷が始まる 大分県柑橘販売強化対策協議会2025年5月1日
-
Webマガジン『街角のクリエイティブ』で尾道特集 尾道と、おのみち鮮魚店「尾道産 天然真鯛の炊き込みご飯」の魅力を発信 街クリ2025年5月1日
-
5月1日「新茶の日」に狭山茶の新芽を食べる「新茶ミルクカルボナーラ」 温泉道場2025年5月1日
-
「越後姫」食育出前授業を開催 JA全農にいがた2025年5月1日
-
日本の米育ち 平田牧場 三元豚の「まんまるポークナゲット」新登場 生活クラブ2025年5月1日
-
千葉県袖ケ浦市 令和7年度「田んぼの学校」と「農作業体験」実施2025年5月1日
-
次世代アグリ・フードテックを牽引 岩手・一関高専から初代「スーパーアグリクリエーター」誕生2025年5月1日
-
プロ農家が教える3日間 田植え体験希望者を募集福井県福井市2025年5月1日
-
フィリップ モリス ジャパンとRCF「あおもり三八農業未来プロジェクト」発足 農業振興を支援2025年5月1日
-
ビオラ「ピエナ」シリーズに2種の新色追加 サカタのタネ2025年5月1日
-
北限の茶処・新潟県村上市「新茶のお茶摘み体験」参加者募集2025年5月1日
-
「健康経営優良法人2025」初認定 全農ビジネスサポート2025年5月1日
-
「スポットワーク」活用 農業の担い手確保事業を開始 富山県2025年5月1日