レタスなど7品目が前週より下落 高値傾向続くタマネギはやや落ち着きも 農水省調査2022年7月6日
農水省が7月5日に公表した食品価格動向調査(野菜)によると、レタスやキャベツなど調査対象8品目のうち7品目の小売価格が前週より下落した。タマネギは依然として平年より2倍近くの高値傾向が続いているものの7週連続で下落し、次第に落ち着くとみられている。
最新の食品価格動向調査(6月27日~29日)によると、レタスがキロ当たり354円で前週より10%下落(平年比-7%)したのをはじめ、キュウリが462円で4%下落(平年比-8%)、キャベツは163円で4%下落(平年比±0)、ばれいしょも384円で4%下落(平年比-10%)などとなり、調査対象の8品目のうち7品目で前週の小売価格を下回った。
農水省園芸作物課によると、キャベツやキュウリは天候に恵まれて出荷量が順調に増えて比較的価格が抑えられているとみられ、ばれいしょも主産地の鹿児島県などで4月の天候不順で収穫が後ろ倒しになったことで5月下旬ごろから出荷量が多くなったことが影響しているとみられるという。ただし、猛暑など天候による今後の影響は不透明で、今後の市場価格などの動向を注視したいとしている。
また、価格高騰が続いていたタマネギはキロ当たり460円で前週を2%下回り、7週連続の下落となった。平年との比較では+89%と依然として高値傾向が続いているものの、北海道に次ぐ産地の佐賀県や兵庫県産が平年並みに出荷されており、今後北海道産が順調に出回ってくれば価格は次第に落ち着くとみられている。
食品価格動向調査は、農水省が毎週、野菜のうちキャベツやねぎ、レタス、ばれいしょ、たまねぎ、キュウリ、トマト、ニンジンの8品目について、各都道府県ごとに10店舗ずつ、計470店舗の量販店で実施しているもので、全調査店舗の小売価格の全国平均値を公表している。
最新の記事
-
約600台の新品・中古農機「オンライン展示即売会」初開催 ノウキナビ2022年8月17日
-
福島県内全店でJA会津よつば"南郷トマト"使用「モスの産直野菜フェスタ」開催 モスバーガー2022年8月17日
-
地域密着型移動スーパー「とくし丸」22号車 奈良・あやめ池店で19日から運行2022年8月17日
-
第150回記念勉強会「施設園芸のCO2等のゼロエミッション化に向けて」開催 植物工場研究会2022年8月17日
-
交雑が遺伝的多様性を大きくする仕組み 一端を明らかに 新潟大など研究グループ2022年8月17日
-
沖縄の生産者を応援「WATTAキーツマンゴー」数量限定で発売 オリオンビール2022年8月17日
-
「お肉の宅配肉市場」が9周年祭イベント開催中 JAタウン2022年8月17日
-
島根県産ぶどう「神紅」など食べ放題「島根ぶどう スイーツフェア」開催2022年8月17日
-
種子の市場規模 2026年に730億7000万米ドル到達予測2022年8月17日
-
"地産全消"で地域の美味しさを全国へ「野菜生活100 高知和柑橘ミックス」発売 カゴメ2022年8月17日
-
ジェラート大好きなイタリア人 ローマ在住ジャーナリスト・茜ヶ久保徹郎【イタリア通信】2022年8月16日
-
リレーションシップ・マーケティングを実践しよう!【JAまるごと相談室・伊藤喜代次】2022年8月16日
-
77年は喜寿の年【原田 康・目明き千人】2022年8月15日
-
〔325〕きくち水田ごぼうめん JA菊池(熊本県)【一品厳選】2022年8月15日
-
〔324〕久留米産博多和牛ローストビーフ JAくるめ(福岡県)【一品厳選】2022年8月15日
-
〔323〕一寸そらまめやみつきオイル漬け JA兵庫六甲(兵庫県)【一品厳選】2022年8月15日
-
トマト防除暦の作成28【防除学習帖】第162回2022年8月13日
-
シンとんぼ(5)化学農薬使用量リスク換算に使われるADIとは?2022年8月13日
-
有機農業とは43【今さら聞けない営農情報】第162回2022年8月13日
-
薄れる季節感思う【消費者の目・花ちゃん】2022年8月13日